ソフトウェア開発環境展

 金曜日、東京ビッグサイトにソフトウェア開発環境展(SODEC)を見に行ってきた。
 一応、お目当てはグレープシティーで印刷コンポーネントについて質問をすることと、マイクロソフトのブースでたぶんプロモーションされるであろう開発ツールの2005年版の情報を得ることだ。
 10時の会場とともに入場して、入り口のすぐ左にグレープシティーのブースがあったんだけど、とりあえずまっすぐ進んで「リゲイン差し上げます!」という女の子の声につられてウイングアローのブースに入った。リゲインがうずたかく積まれていて「プログラマのみんな、元気だせよ」と言われているようで何となくもの悲しく感じてしまった。入場したばかりだったけど、このブースで製品説明セミナーを15分くらい聞いて場内の雰囲気になれて心の準備を。場内はいきなりテンション高いからおじさんとしてはちょっとエージングが必要だった。
 そして、グレープシティーのブースに行って目的の質問をした。担当の方といすに座り20分くらいじっくり話せてとてもよく理解できた。これだけで今日来た甲斐があったというものだ。質問は「印刷コンポーネントでVS-ViewとActiveReportsの違いについてと、技術的な確認点を2点。明快な回答をいただいた。
 その後ぶらぶらとブースを覗いていった、インターシステムズのCacheのデモンストレーションでは立ち見が出来ていた。雑誌でもいろいろ取り上げられているので注目が集まっているのだろう。ここでは、クラス定義してSQLを使用しないオブジェクト呼び出しを行う際の検索方法について担当者の方に質問してお話を聞かせてもらった。
 回答は「オブジェクトによるアクセスは基本的には順次サーチで目的のインスタンスを見付ける」ということだった。当然SQLによる検索に比べれば遅くなる場合が多いということだ。これを早くするには組み込みのSQL検索を併用するということだが、これだったらSQLアクセスとして割り切った方がすっきりすると思う。
 Casheを活かすには基本的にはSQLアクセスとし、クリティカルな部分でネイティブアクセスを使うというのが正しい使い方かもしれない。
 そのほか小さなブースだったがおもしろい製品がいくつかあった。中でもフューチャーデベロップメントという会社のTransaction Chaserというのがおもしろかった。RDBのトランザクションを監視し、変更前と変更後のログをトラップし、どのような更新が行われているのかをレポートする製品だ。基本的にはデバッグで設計通りの更新が行われているかを検証するのが目的の製品だが、担当の方が言うには、設計書が整備されていない製品について、どのような更新が行われているのかを解析するツールとして使うとおもしろい、とのこと。う~~ん。どちらかというと後者の方が需要が多いのではないだろうか。評価版をいただいたのでさっそく使ってみたいと思う。
 マイクロソフトのブースではやはりVisualStudio2005とSQLServer2005の二つを大々的にプロモーションしていた。この頃なぜだか急激に眠気が襲ってきて、いすに座って聞いているとコックリ・コックリしてしまった。だいたい内容は分かったので早々に引き上げて帰路についた。

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