ちょっと前になるけど、7月22日青山の草月ホールでハワイのウクレレソロ第一人者オータサン(ハーブオータ)のウクレレを聴いてきた。
ステージには歩くのがやっとという感じのオータサン、それにデュオの相手を務める津田昭治さんが、それぞれにこにことして登場した。数曲のデュエット後にオータサンのソロが始まった。演奏する前に曲目を紹介するのだが、何かおぼつかない。「何を演奏するのか忘れてしまいました」「何かリクエストしてください」などと言いつつもハワイアンだけでなくいろいろな分野のいろいろな曲を披露してくれた。少年の頃よく弾いた早弾きのスペインの曲やマラゲーニャ。言い伝えのあるハワイアンの曲。スターダストなどスタンダード。
私が知っているオータサンは4本ある弦の一番手前をクラシックギターの4弦に張り替える「ローG」という形でのソロ演奏だけど、この日はウクレレの一般的な調弦である「ハイG」だった。ローGは音域が広がるけれど、よりウクレレらしいのはハイGというような話をしていたと思う。
ステージに上がったら休憩を入れずにあっという間に2時間ほど連続して演奏し続けてしまった。たぶんそれが合図であろう、照明の色が変わったのを期にラストの曲となった。
開場で販売していた最新盤のCDを購入したら、先ほど楽屋で書いたばかりだというサイン色紙をつけてくれた。
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