自衛隊音楽まつり

念願の自衛隊音楽まつりを見ることができた。ずっと自衛隊のメールマガジンを購読して募集の告知をウォッチしていた。ホームページから応募したら当選のメールが届いたのだ。

サブタイトルが「マーチング・フェスティバル2005」。なんとわくわくするタイトルだろう。吹奏楽の魅力はマーチにあるといつも思っているにもかかわらず、マーチを聴く機会が激減している今日このごろなので、とってもうれしい。

九段下の駅を地上に出ると千鳥ヶ淵沿いの道路に長~い行列が、もしかしてこは入場の行列か。
そうだった。まだ開演まで1時間以上あるというのに。

やっと、場内に入れた。自衛隊ならではのものとしては、厳重なボディーチェックを受けたことだろうか。金属探知ゲートをくぐったり、手荷物の中を検査されたり。ペットボトル持込禁止だった。何かあったら大変だものね。
会場に入ったらすでに8割方の席が埋まっていた。一番いいと思われる正面席はもとより、両端の席もほとんど埋まりつつある。やっと最上階に近い席を確保した。

オープニングは出演バンドの勢揃いだ。各バンドがマーチを演奏しつつ入場してくる。こ気味良いドラムのリズムに乗って、いろいろなマーチを演奏して入場してくるのだ。東京オリンピックマーチ、アメリカ野砲隊マーチ、軍艦マーチ、錨を上げて・・・ もう天にも昇る気持ちだ。
陸海空の各中央音楽隊はもちろん、アメリカ軍のゲストバンド達、北部方面・東部方面音楽隊など次々と演奏が繰り広げられた。
ただ、純然たるマーチは最初の入場の時だけで、それ以降は「マーチ風」という感じの曲ばかりだ。バラード系も多かった。いくらドリルでも、もっとマーチを聴きたかったのにな。

プログラムの終盤で登場した防衛大学儀仗隊の演技はすごかった。本物の鉄砲を使って演技をするのだが、ぴったりあった演技にはため息が出るほどだった。また、途中の空砲にはびっくり。

演奏の中にボーカルを入れている曲がおおかったのも特徴かな。このあいだのコールドストリーム近衛兵軍楽隊の時も歌のうまい軍曹の話を書いたが、今日もあちこちに歌を歌う隊員が登場した。北部方面音楽隊は知床旅情の曲の冒頭で3人のアカペラを入れたが、これがまたうまいのだ。アメリカ軍のバンドもそれぞれボーカルをフィーチャーしていた。

1時間半ほどの公演が終わった。

入場の時から大勢の自衛隊員が会場整理などに携わっていた。ずいぶんと女性隊員が多い印象だった。

また、公演の裏方も実にてきぱきと動いていた。これは終了後に、使用した赤絨毯をガムテープできれいにしている陸上自衛隊隊員達だ。この辺、実に自衛隊ならではの光景だ。

外に出ると、夕方の北の丸公園の風が冷たかった。テントが出ていて「ピクルスとパセリの店」とある。何だろうと近寄ってみると、自衛隊員のマスコットの名前らしい。携帯ストラップなどのグッズが並べられていた。女性隊員のパセリはなかなかかわいらしいぞ。

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