GMO証券のはっちゅう君+

今年に入って各証券会社は自動売買ツールの拡充に力を入れてきている。その中で昨年の内からAPIを提供して自動売買環境を進めるとして注目を集めていたGMOインターネット証券は、WebサービスによるAPIの提供を株式、先物、FXと矢継ぎ早に行ってきた。

このたび新たに「はっちゅう君+」という発注ツールのアドイン仕様を公開し、.NETFrameworkによるアドインプログラムを作成することにより、ユーザーが注文や価格情報の入手などを行える環境を提供した。

早速、チュートリアルに則って価格情報を表示するアドインを作成した。下の画面の赤枠で囲っているところが作成したアドインの画面。(画面の部品の見栄えが悪かったり配置がいびつだったりするのは手作りの証拠ということで(^^;))

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作成したというかチュートリアルに載っていたサンプルにTick情報を表示するように追加しただけで、まだしくみ自体はよくわかっていないので、クラスの構成などをよく勉強しなければいけない。ちなみに.NETFrameworkなのでプログラムの作成はVisualStudioを使う。今回はC#を使ったけどVisualBasicでもOKだ(もちろんC++でも)。Express版は無料でダウンロードできるので、そちらを使えばプログラミングの知識さえあれば大丈夫。

今回作成したのは価格情報をリアルタイムで表示する部分だけど、もちろん発注や約定情報取得など注文系も作成できるので、プログラミングの手間はかかるけど、柔軟さという点ではこれに勝るものはない形だ。

おまけにこのツールは口座さえ開設していれば無料で使えるので、Tickデータ取得が無料でできてしまうというすごさだ。(毎日プログラムを作動させていなければだめだけど) これで楽天のRSSにたよらなくてもリアルタイムの価格を取得できるのでいろいろと面白そう。

コメント

  1. なす より:

     はっちゅう君の豪華版と勘違いしていて全くノーマークだったのですが,機能を知って驚きました・・・(汗)
     明日色々ご教示の程宜しくお願いしますm()m

  2. ブライアン より:

    価格情報は純粋なリアルタイム配信ではなく、3秒単位のポーリングのようです。
    いずれにしても、柔軟でいろいろな応用ができることにはかわりないので、ツールの一つに加えておくと何かと役立つと思います。

  3. babydaemons より:

    よろしければ、手作りアドインのソースをいただけないでしょうか?m(_ _)m

    ソースが汚いからダメとか、マーケットインパクトが大きくなるからダメとかおっしゃるならば、
    あきらめてアドインの仕様書と格闘します。

  4. ブライアン より:

    babydaemonsさん

    私のつたないソースを差し上げることは全然かまわないのですが、クリック証券からダウンロードできる「はっちゅう君+ アドインガイド」の中にきれいなC#のサンプルソースが含まれていますよ。

    SamplesフォルダのTradingBoard.zipです。

    それをただ単に実行しただけだと訳わかんないので、ヘルプにのっていたこのサンプルを作成するためのチュートリアルを手作りしたというだけのことなんです。

    Tick情報を表示するのは、いろいろな価格情報を更新するイベントの関数の中にTick情報を表示する行を加えただけです。

    まず一度チュートリアルに則って作られてみることをおすすめします。答えはサンプルソースとして載っているので安心ですよ。
    (今ダウンロードできるものは直ってるかもしれませんが、チュートリアルには細かいミスがいくつかありました、サンプルソースの正解を頼ってみていくとすぐにわかるものですが)

    もしお役に立てることがあればお話ししますので、またコメントください。

  5. babydaemons より:

    コメント、ありがとうございます。

    とりあえず、サンプルソースをいぢって、
    歩み値表示のアドインを作ってみました。

    ぎりぎりで夕場が終わっちゃったので、動作確認は月曜日です。

  6. かずや より:

    株自動売買ソフトの製作依頼をうけていただけませんでしょうか?

  7. ブライアン より:

    かずやさん、コメントありがとうございます。

    このはっちゅう君+については、私自身の必要性からその後、手をつけていないということと、自動売買を請け負うほどの余裕がないので、残念ですが今の時点ではお受けできない状態です。(最近の記事にも書いていますがTOPIXを使った戦略がメインになってきているので)

    いつかはっちゅう君+を使った戦略もやりたいとは思っていますので、その時はまた記事を書きたいと思います。