このあいだ紹介したFM-7のPSG機能で演奏させた「トッカータとフーガニ短調」と「禿山の一夜」はFM-7を処分する際に記念にとカセットテープに録音しておいたものでした。
http://ict-mitsuke.whitesnow.jp/brian/wp-content/uploads/2022/03/2008/05/fm7_207a.html
私の手元にはまだ数十本のカセットテープがあります。一時はエアチェック(懐かしい響き)したテープが3百本ほどあったのですが、場所ばっかりとるので、音源を容易に他に求められるもの(CDなどで販売されている等)については引越しのたびに処分してきました。
ですので、手元に残っているのはFM-7での演奏とか大昔にイギリスホームステイしていたときにあちこち街の音を録音してきた記録テープとか大学の校歌や応援歌とか、ギターをやっていたころのコンサート録音とかといった自分にとってとても貴重なものです。
カセットテープですので早晩寿命がくることは予想していましたので、いつかデジタル記録に変換しようと思っていました。それでオーディオを購入したときにわざわざ外付けでカセットデッキも一緒に購入していたんです。
いままで思い立ってはCDに落としたりMP3化していたのですが、中断していました。そこで、先日思い立って(笑)作業を再開したのですが・・・
それは大学の校歌や応援歌、学生歌という懐かしい曲が入ったカセットでした。A面の再生は順調にいってオートリバースの「カチャ」という音がしてB面が始まるはずなのですが、いっこうにその様子がありません。
おかしいなあと思いカセットを取り出してみると、なんとテープが切れているではないですか!
まあ「大学の学生歌ごとき、どうってことないか」とも思ったのですが、昔の想い出がむらむらっとわいてきました。想い出というのは学生歌を歌った想い出ではなく、切れたりほつれたりしたカセットテープを修理した想い出です(^^;)
久しぶりにマイクロドライバーを取り出してやってみましたよ~
以下、その記録です。
左:いわゆるノーブランドの安物カセットテープです。たぶん25年くらい前のものです。
右:マイクロドライバーでネジを外しふたを開けました。テープが巻ききって見えません。
左:テープを取り出すとこのように磁性体部分とリード部分のつなぎ目が切れていました。
右:専用の修復テープも(昔は)あるのですが、とりあえず1回再生できればいいのでセロテープを短く切ってつなげます。
左:つなげたテープをローラーに丁寧に沿わせてふたを閉じれば終わりです。
右:使用したマイクロドライバー。これは20数年前入社研修でキャノンの見学に行ったときに記念にいただいたものです。重宝しています。
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