タック・アンドレス『賛美歌とキャロルと雪についての歌』

クリスマス音楽の話。

 私のクリスマスアルバムの第一はThe SingersUnlimitedの"Chiristmas"という話は何回か書いています。

・Singers Unlimited "Christmas"
http://ict-mitsuke.whitesnow.jp/brian/wp-content/uploads/2022/03/2006/12/singers_unlimit.html

今日のアルバムはそれに勝るとも劣らない、心温まる演奏。

ギターとボーカルの夫婦デュオで活躍しているタック・アンド・パティのギタリスト、タック・アンドレスがソロアルバムとして「虹の彼方に」に次いで出したアルバム『賛美歌とキャロルと雪についての歌』です。

Hymns, Carols and Songs About Snow

20081210_tuc01

1. ウィンター・ワンダーランド(Winter Wonderland)
2. きよしこの夜(Silent Night)
3. コヴェントリー・キャロル/グリーン・リーヴス(Coventry Carol/What Child Is This)
4. ジングル・ベル(Jingle Bells)
5. アヴェ・マリア(Jingle Bells)
6. リトル・ドラマー・ボーイ(Jingle Bells)
7. サンタが街にやってくる(Santa Claus Is Coming to Town)
8. ふけゆくのはら(It Came Upon a Midnight Clear)
9. たがいによろこび(It Came Upon a Midnight Clear)
10. ひいら木かざれ(Deck the Halls)
11. おおベツレヘムよ(O Little Town of Bethlehem)
12. 赤鼻のトナカイ(Rudolph the Red-Nosed Reindeer)
13. あら野のはてに(Angels We Have Heard on High)

こちらで試聴ができます。
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=BVCW-37031

タック・アンドレスという人はとにかくテクニックがものすごいのですけど、それをさりげなくウォーミーに聴かせます。そういう雰囲気がこれらのクリスマス曲にぴったりなんです。

選曲はスタンダードな曲ばかりなので、誰でもあっというまに彼の銀色の雪景色の世界へ入っていけること間違いありません。

そういえば、押尾コータローもタック・アンドレスを聴いてギターに目覚めたといっていたと思います。演奏は共通するところがありますが、押尾がポップス色が強いのに対し、タックはジャズですね。とにかくギターをちょっと弾いたことのある人なら押尾もタックも、一度聴いたらそのテクニックに仰天するということは共通しています。

ギター好きな人にとっては、次から次へと繰り出されるテクニックを堪能できますし、そうでない人は純粋に銀色のクリスマスの世界に漂うことができるおすすめの一枚です。

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