クリック証券が株式売買手数料の大幅値上げをしてごく普通の証券会社に成り下がった結果、株式の大口トレーダーがぞくぞくとクリック証券から資金を引き揚げているようです。私の知り合いのトレーダーも何人か知っていますし、クリック証券のトレードアイランドを見てもあきらか。
そんな中(決して大口トレーダーではありませんが)私も先月末にクリックにさよならを告げ(告げてないですけど)次なる証券会社に移動しました。
■自分のトレードの特徴
・毎日数十銘柄トレードする。
・すべて日計り
・発注スピードが命なので、軽快に自動売買ができる
・資金効率を上げるために余力一杯にポジションを持つ
■証券会社に求める条件
・数千万オーダーの約定に対する手数料が安いこと(2~4千円程度)
・信用保証金率が低いこと(30%程度)
・PCからプログラムで高速発注ができること
■候補証券会社と評価(手数料は1日の約定5000万円と仮定)
・立花証券
手数料:1,700円
保証金率:40%
自動売買:未検討
△→手数料は最安だが保証金率が高いのがネック
・岡三オンライン証券
手数料:2,800円
保証金率:33%
自動売買:携帯サイトはAgent偽装が必要。PCサイトで実現する必要あり。
△→保証金率は惜しい。もう一声あげて30%なら。PCサイトで1秒発注が実現したとの報告あり。顧客の声に耳を傾ける姿勢は好感。今後も期待して見ていく。
・リテラ・クレア証券
手数料:3,150円
保証金率:30%
自動売買:携帯サイトで可能
○→すべてにおいて及第点なのはここだけ。少し残念なのは自動売買において、サイトアクセスのセッション管理が厳密なので、ショートカットアクセスができずに画面遷移が多くなってしまうこと。
ちなみに手数料が安いというイメージのSBI証券は21,800円もかかるし、値上げ後のクリック証券も15,855円かかる。とてもじゃないけどこんな金額毎日払ってられません(笑)
それで、私はリテラ・クレア証券で今月からトレードを開始しています。ExcelシートとVBAを組み合わせた自動売買ツールの発注部分をクラス化してあったので、クリック証券へのアクセスクラスを新たに作成したリテラ・クレア証券へのアクセスクラスに切り替えるだけで移行OK。
トレード環境がどのように変化したかというと・・・(旧クリック証券→リテラ・クレア証券)
・手数料(5000万として) 1,800円→3,150円
・トレード量(保証金率) 同じ
・新規建て発注に要する時間 約0.5秒→約1.0秒
・約定結果の整理 CSVファイルでダウンロードして一覧シートにインポート→Webスカルピングで取引結果を取得してシートに設定
今のところこんな感じ。注文スピードが少し遅くなったことによるトレード結果への悪影響はありません(検証結果に近い運用結果が得られている)
ちなみにリテラ・クレア証券では今信用口座を開設した客に対しては12月まで手数料全額キャッシュバックキャンペーンをやっているようです。私は先月開設したので11月まで半額キャッシュバック適用中。
また、クリックが手数料上がったというのは一日定額コースでの話なので、大口客でも数少ない銘柄に大きなポジションを持つタイプのトレードの場合は、約定金額に寄らず1約定150円(往復300円)となり、ものすごく有利です。私みたいに多銘柄取引するタイプですね、今回のクリック難民は。
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