山田洋次監督『おとうと』

山田洋次監督『おとうと』を見てきました。

・公式サイト
http://www.ototo-movie.jp/

問題ばかり起こす「アホ」な弟と、その後始末に辟易しながらも放っておけない気持ちを取り戻すお姉さんを中心に、家族のありようと家族の最期への向き合い方を描いてゆきます。

「のだめカンタービレ」でも涙があふれてきましたけど、この映画も涙腺がゆるみっぱなし。人を思う気持ちをダイレクトに表現されると弱いんです。特にラストで石田ゆりが人生の最期を迎えた笑福亭鶴瓶に語りかける言葉、ぐっと来ました。

主演は吉永小百合さん、まだまだきれいですね。日本人の良心・美しさを一身に背負っているような存在はとてもすてきだと思います。

今回の姉(吉永小百合)、弟(笑福亭鶴瓶)の関係って、「男はつらいよ」のさくらと寅さんの関係とまったく同じでした。実際に映画の冒頭に「男はつらいよ」のシーンが登場するのですが、どこか安心感を覚えるのはそういうところからも来ていたのかもしれません。

映画館は品川プリンスシネマ。封切り日翌日の日曜だったので「込むかな」と思い、Webで席を予約購入しておいたので安心でした。ずいぶん便利ですね、夫婦50割引もちゃんと予約購入できました。

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