映画『あん』

河瀨直美監督の『あん』を新宿武蔵野館で見てきました。

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国内よりもカンヌなど海外での活動が多い河瀬監督ですが、この作品も日仏独合作となっています。(キャストも舞台もすべて日本ですが)
「あん」とはどら焼きのあんのこと。あんこ好きとしては見逃せない1本です(笑)

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新宿武蔵野館は新宿駅東口のすぐ前、地下では直結しています。100人前後の客席のスクリーンが3つのわりとこじんまりとしたシネコン。前日にネットで予約購入しておいたのですが、当日は立ち見が出るほどの入り、昼からの回もすでに売り切れのようでした。
映画を見るときは夫婦50割引をいつも利用しているのですが、この映画館は取り扱っていない模様です。しかし私は今年から60歳になったのでした。一人でもシニア割を利用できます。(ちょっと複雑な気分です)

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やはりわりと年配の方が多い観客層です。主演は樹木希林、長瀬敏行。それにオーディションで採用されたという樹木希林の孫の内田伽羅(きゃら)を含めた3人がしっかりとした人間味を出してストーリーが進みます。
単なるあんこの話でなく、ハンセン病問題をからめて人生をどのように生きるかといったテーマの映画になっていました。見終わってとても後味の良いできあがりになっています。河瀬監督の味でしょうか、映像も音声もナチュラルな雰囲気で、すっと心に入ってきます。

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劇場のホールには映画に出てきたお店「どら春」をモチーフにした一角が・・・
この映画を見るときっとあんこを作ってみたくなる、またはすぐにでも甘味を食べたくなりますよ。

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