「3月のライオン」を見てちょっと切なく、そして勇気づけられた

NHK3チャンネルで放送していたアニメ「3月のライオン」(第1シリーズ)が終了した。
原作のコミックを少し読んだことがあったので、毎週録画して見ていたのだ。

なかなか周りになじめないけど、将棋の世界に自分の居場所を見つけ出し、高校に通いながらプロ棋士として歩み出す姿を追うストーリー。

最終話は、そんな自分の姿を子供の頃の記憶とともにたどり、これからも進むべき道を歩もうと決意するお話だ。

子供の頃はなかなか人の輪に入っていけず、遠足の時も誰も自分の隣の席には座ろうとせず、お昼の弁当のグループにも入っていけない。
私自身もそんな風な気持ちをずっといだいていたので、ここはかなり切ない気持ちで見てしまった。

しかし、将棋という世界に接すると次々とみんなが自分の前に座ってくれた。
毎日毎日、将棋に邁進してきた。

単なる対局相手だけでなく、自分を必要としてくれる仲間もできてきた。

そんな「乗り物」に乗って光の方向に進んでいくんだ。

切ない子供時代の気持ちも引きつけられたが、世界に対して自分が貢献できるものを見付けること、それに集中すると人間の信頼関係が築かれていくこと、毎日毎日プラスリターンのことを続けていくと雪だるまのように成長していくこと、そんな「乗り物」を見付けることが大事だと気づかせてくれた。

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