都響プロムナードコンサート

8月25日、今期3回目の都響プロムナードコンサートを聴いてきた。

Img_1575

————————————————————
指揮:ハンス・グラーフ
ピアノ:カティア・スカナヴィ
————————————————————
モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K.338
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調
(アンコール)ショパン:ノクターン 第20番
————————————————————
ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト短調 op.88
————————————————————

サン=サーンスのピアノ協奏曲はたぶん初めて聴いたと思うけど、一風変わった協奏曲に感じた。オーケストラが伴奏に徹し、ピアノが独奏曲のように演奏される。ピアノの音色がクリアに聴こえ、それも相まってさわやかに楽しめた。曲か演奏者かピアノか会場か、あるいはすべてか、新鮮な体験をした。バイオリンの透明な音色も印象的だった。

ドヴォルザークはスラヴ色にあふれた名曲。都響の安定したアンサンブルをグラーフが魅力的にまとめ、至福のひと時を過ごせた演奏だった。
私の生い立ちからチューバやトロンボーンを注目しがちなのだけど、この曲はトロンボーンとチューバは1楽章と4楽章だけ登場し、間の2楽章と3楽章はお休みしている。それだけに登場した時の低音金管楽器群の迫力が鮮烈なのだろう。
また、打楽器もティンパニーのみで、大太鼓やシンバルといった楽器は使われていないことに気づいた。「新世界より」も4楽章のシンバルのピアノでの1発がよく取り上げられることが多いように、ドヴォルザークの打楽器の使い方は特徴的だ。「新世界より」と言えばチューバもそうだ。2楽章での弱音の金管楽器コラール部分に登場するだけで、あとはフォルテッシモ部分も含めてすべてお休み。まったく使わないのではなく、効果的な部分、それも弱音の部分にチューバやシンバルを限定的に使うというのはドヴォルザークくらいではないだろうか。

Img_1576

終演後、新宿伊勢丹の「宮川本廛」でひつまぶしをいただいた。

コメント

  1. 造詣の深さ、本当に素晴らしいです。
    と同時にうらやましいです!
    (クラシックをどう楽しんでよいかわからないもので…)

  2. ブライアン より:

    おがわさん、いつも読んでいただいてありがとうございます。
    本日5時に板橋を出発し、11時半に見附に無事到着しました。

    おがわさんの切り口こそ毎回舌を巻きますよ。まじめに向き合っていることが前提だけに、おかしさ、面白さが際立ってくる文章です。
    私の文章はまじめなだけで、たぶん私を知っている人以外は面白みを感じないのではと思っています。

    音楽(に限らないですが)はそれぞれの思い入れの領域がありますよね。楽しめればいいかな。

  3. レスありがとうございます。
    確かにそれぞれの領域ですよね。
    でも機会があればぜひ「クラシックの楽しみ方講座」などやっていただけたらと思います。
    私が受講します。
    (そんなミーハー的なお願い自体失礼でしたらすみません^^;)

  4. ブライアン より:

    「クラシックの楽しみ方講座」リクエスト、ありがとうございます! 私が受講したいくらい^^;

    テレビで「らららクラシック」とか「エンター・ザ・ミュージック」とか「題名のない音楽会」とか、様々な切り口でクラシックを中心とした音楽へ誘う番組をやっているので、私はよく見てますよ。

タイトルとURLをコピーしました