運転者 報われない努力なんてない

あっという間に読んでしまいました。Amazon Kindle(電子書籍)版です。

喜多川泰さんのこの本は「運」というものについて考えさせてくれました。それはポイントのようなもので、楽しく上機嫌で過ごすことにより、運(ポイント)がたまっていく。そしてある時に「幸運」と思えるような出来事に出逢い、たまった運(ポイント)を使っていくという考えです。

小説として書かれていて、保険セールスの仕事をしている主人公が、崖っぷちの状況から運をつかんでいく過程がとてもひきつけられるストーリーで書かれています。

それは不思議なタクシーに乗ることにより始まります。タクシーの運転手を主人公は「運」を「転ずる」「者」ということで、「運転者」だと言います。なるほどいいですね。こんなタクシーに乗ってみたいものです。

私たちが生活していくと様々な状況に出くわします。それらについて良いとか悪いとか判断するのではなく、転機としていい方向に向かうきっかけとしていければいいですね。それには常に上機嫌で好奇心を持って過ごすことが必要と書いています。

これは七つの習慣に書かれていた「信頼残高」と同じような捉え方だと思いました。
いつも、人の役に立つように、後に続く人たちの役に立つように、人々が少しでも幸せになるように生活していきたいと思います。

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