第一日目から続きます。
いよいよ東海道の旅、最終日となりました。午後には京都三条大橋にたどり着きますよ。
坂下宿
坂下宿は鈴鹿峠の目と鼻の先、森閑とした山間に佇んでいました。
集落の集会所の駐車場に車を置かせていただき、朝9時頃の坂下宿を少し歩きます。
集会所の前にはきちんと宿の説明がありました。
こちらが梅屋本陣跡。目ぼしいものは何もありませんでしたが、朝もやに煙る鈴鹿峠を目の前にして、当時の旅人の気持ちを少し感じることができたように思います。
国道一号線に戻り、森閑とした鈴鹿峠を車でスイスイと越えていきましょう。
土山宿
鈴鹿峠を越えて滋賀県に入り、最初の宿が土山宿です。
土山宿には東海道伝馬館という施設があり、広い駐車場も完備しています。
この伝馬館、はっきり言って気合が入っています。今まで巡ってきたどの東海道資料展示施設よりも楽しい!
特にこれ、各宿のうまいもののレプリカを切り絵とともに展示してあります。これまで歩ていて最終日にこの展示を見ることができ幸せいっぱいになりました。名物を見ているとこれまでの各宿の情景が蘇ります。
府中宿とは静岡市。あそこでおじいちゃんが出してくれた安倍川餅の記憶が蘇ります。食べ物と場所、情景などの記憶は連動していますね。
当時の旅姿を少し真似てみました😅
土山宿も古い町並みが色濃く残っていました。
水口宿
次は水口(みなくち)宿。商店街の無料駐車場に駐車させてもらいました。
水口宿は入り口で三筋に分かれていて、出口で一本に集まるという、船のような形の道筋が面白いところです。
一味屋という和菓子屋さんがあり、立ち寄りました。
ここは滋賀県甲賀市、忍者の故郷でもあります。ということで忍術もなかを買い求めました。
石部宿
次は石部宿。湖南市いしべ交流センターの駐車場に車を置かせていただき、少し散策。
休憩所などもありましたが、あいにく雨の空模様になり、少し散策して出発。
草津宿
草津本陣資料館の駐車場に車を停める予定でいたのですが、6月から耐震工事に入ったということで、駐車場も閉鎖されていました。走っていたところ、高台に新しそうな市営駐車場がありこちらに留めました。
そしたら、なんと東海道と中山道が出会うこの交差点の真上でした。真上というのは天井川になっていて、近年埋め立てられ公園になっていたところだったのです。上の写真の右上から来ている道路が旧東海道、左上からトンネルをくぐってきているのが中山道、トンネルの上が以前の天井川で、現在は公園になっています。
草津と言えば私は群馬県の草津温泉を思い浮かべるのですが、滋賀県の草津も歴史ある町ですね。江戸時代は交通の要衝だったわけです。
お線香屋さんがあり、記念に買い求めました。
ちょうどお昼時、こちらの寿司屋さんに入りました。
ランチの握りセットを注文。寿司屋のカウンターで寿司を食べるのはずいぶん久しぶりな気がします。
大津宿
草津を出発し、近江大橋で琵琶湖を渡ります。
そこは大津市。浜大津駅前の市営駐車場に車を停めました。
浜大津駅は京阪京津線が京都から山を越え、路面を走りたどり着く駅です。この路線一度乗ってみたい。
実は浜大津駅周辺には旧東海道は通っていなかったのですが、買いたい餅があったので、こちらでお茶を濁すことに。
その餅というのは三井寺力餅。団子のように串に通した餅を水あめに通し、きな粉をたっぷりかけて食べます。夜ホテルでいただきましたが、きな粉がおいしい!
三条大橋
大津を出発して逢坂を越えると京都に入ります。
京都市内に入ってもトンネルや坂が続きます。
そして三条大橋近くのコインパーキングに車を停めて、終点に向かいます。
足掛け10年かかりましたが、日本橋を出発し、無事に三条大橋まで到着!!!お疲れさまでした。
とりあえずは橋の近くのパーラーに入って、パフェでお祝いしました。
東海道の旅のまとめはいずれしようと思います。
どうもありがとうございました。
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