Amazon Prime Videoで映画「セッション」を見ました。
ジャズドラマーを目指す音楽院生アンドリューが主人公。彼はバディ・リッチのような偉大なドラマーになることを夢見ています。
そこに表れたのが音楽院の実力者、フレッチャー。アンドリューに声をかけ、自分のバンドに招き入れます。
フレッチャーの指導は「鬼」のようでした。少しでもリズムが崩れたり音程が外れたりしたら人格攻撃も厭いません。
何度も挫折しながら、そんなフレッチャーに食らいついていくアンドリューでした。そのためには恋人に「一流のドラマーになるために恋人は邪魔になるので別れよう」と告げるほどのめりこんでいきます。
ところが本番直前にトラブルに巻き込まれ交通事故を起こしてしまい、音楽院を去ることに・・・
後半のストーリーは割愛しますが、この映画の題名「セッション」は、ラストの演奏「キャラバン」でのアンドリューのドラムとフレッチャーの指揮の駆け引きを示していると思われます。息をのむほどの気迫が画面から迫ってきます。音楽ファンなら必見!
蛇足ですが、フレッチャーの人格攻撃をも厭わない強引な指導は、現代の「パワハラ」を想起させます。椅子を投げつけたり、びんたを食らわせたり、時の人、齋藤兵庫県知事を思い出してしまいました。
でもこの映画ではそんな強引ともとれる、真剣なやりとりを経て、真のミュージシャンが生まれるというストーリーがどこか心地よく感じられました。
それと、このアンドリューを演じている主人公、フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグに似ていませんか?
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