最近、毎日行っているPCでの作業があります。日記の移行です。
ここ10年書き溜めてきた日記
見附市へ戻ってきた10年前頃から毎日日記をつけるようになりました。

紙の日記ではなく、メモアプリのEvernoteに箇条書きのような形で、1ページに1カ月を書き加えていきました。
Evernoteの特徴として、検索がとても行いやすいことがあげられます。例えば、特定の人について書いたところを探すには、検索欄にその人の名前を入れてEnterを押します。するとあっというまに該当の名前が含まれるページの一覧になり、ページ内の該当の文字(名前)が色付きで表示されます。これで、その人といつどういうかかわりをしたかが時系列に表れるのです。
これはすばらしい体験でした。
そんなこともあり、毎朝、前日の出来事などをコツコツと書き溜めてきたわけです。
EvernoteからNotionへ
ここ数年、Evernoteサービスに少しずつ不満を感じるようになってきました。これは以前に記事にしています。
それで代わりとなるサービスとしてNotionを使い始めてきました。本格的に移行したのは今年の春からです。

今までのEvernoteの内容をそっくりNotionに移し、同じ形式で継続して書いていました。
5年日記
その後、Notion大学というコミュニティに入り、基礎からNotionを学びなおしました。Notionにはデータベースという仕組みがあり、一日を1レコードという単位で日記を書いていくとおもしろいことがいろいろとできるようになります。

例えば上の画面を見ていただくと、横3列に枠が並んでいますが、1つの枠が1日の日記になっています。
日記に写真を張り付けておくと、ごらんのように写真がその日の文字の代わりに表示されるのです。写真を見るとその日のことが思い出されることが多いので、これは楽しい。もちろん文字だけでもOK。文章の先頭が読めるのでだいたいどんな日だったのか見るだけで想像できます。
さらにすごいのは、データベースの機能で様々な条件で絞り込み(拾い出し)ができることです。
例えば、今日、1年前、2年前のレコード(その日の日記)を瞬時に絞り込んで表示してくれるので、これは3年日記になります。
私は5年前までさかのぼって表示するようにして5年日記として使っています。併せて最近の3日間も表示するようにしているので、7枚の枠(日記)が表示されます。
今日の出来事を書くときに、昨日はどうだったかな、一昨日はどうだったかな。去年は・・・、5年前は、と目に飛び込んでくるわけです。面白いですよ。
振り返って感じたこと
このようにNotionでの日記の単位を1カ月から1日毎に変えたことにより、今まで書き溜めた膨大な量の日記を形式変換する必要があります。自動でできないか検討したのですが、結局1日ずつコピペする感じで移行作業を進めています。一日30分で一か月分の日記の移行が終わるという感じで、あと1カ月はかかりそう。
ところで日記を一日単位にしたことで一日ごとのタイトルを付ける必要があります。これは以前の形にはなかったので、内容を単にコピペするだけでなく、内容を読んでどんな日だったかを1行でまとめる作業が入るのです。
ということはこの10年間を一日ずつ追体験し振り返るということになるんです。そしてGoogleフォトからその日の写真を1枚を選び貼り付けます。
これは何というか、この10年間を第3者がまとめたものを客観的に眺める。いわば自伝を読み返すみたいな体験になり、とても得難い時間です。
この10年間は、見附へのUターン、母の死、自宅の建て替え、妻のいる東京との2拠点生活、市民の皆さんへのパソコン、スマホの啓蒙活動の広がりと、それによるたくさんの人たちとの出会いがありました。
これから1カ月ほどは毎日30分間の時間旅行を楽しんでいきたいと思います。
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