合理的プラン
下の画像は日本通信SIMという格安スマホを提供している会社のWebサイトのトップ画像です。(クリックでサイトに飛びます)
3つの料金プランを提供していますが、いずれも名前に「合理的」という言葉をつけているのが印象的。感情などに流されるのではなく、自分の使い方にあったプランを合理的に見つけることができることを訴求しています。
基本は1カ月に自分が使用するであろうデータ容量で考えますが、一番右側の「多い(63GB~)」は「携帯キャリアのプランをお使いください。」というのが、合理的たる結論を端的に表していていさぎよいですね。
合理的シンプル290プラン
一番目を引くのがシンプル290プランの月額290円です。「えっ、スマホの料金が月々290円で済むの?ホント?」と思う方がほとんどではないでしょうか。ホントなんです。そもそもスマホを緊急時の電話以外あまり使わないとか、自宅ではWi-Fi経由なので外出時にLINEを確認する程度しか使わない、というような方は結構いらっしゃいます。そういう方は1GB以内であれば290円で十分。仮に旅行などで多く使う月があったとしても、1GBを超過すると自動で1GBずつ自動チャージされます。この料金が220円なので、仮に3GB近く使ったとしてもその月だけ730円払えばよいだけ。5GB近く使ったとしても1,170円です。特別なことがなければ毎月290円。すばらしいと思いませんか。(最高何ギガまで自動チャージを許可するかは設定することができます)
合理的みんなのプラン
これは私が愛用するプランです。1カ月20GBまで使えて1,390円です。実は当初は5GBまでのプランでした。それが料金据え置きで10GBにアップしたのが昨年。今年の9月からはさらに20GBにアップして現在に至ります。このプランも仮に20GBを越えたとしても1GBを220円でいつでも追加できます
私のスマホの使い方は、自宅ではWi-Fi接続ですのでデータ容量消費はありません。外出はぁみりあでのセミナーやネーブルでのスマホ相談で週3日外出するのが主で、あとはドライブや旅行時ですね。ふぁみりあではパソコンからテザリングしてデータ通信していますし、ネーブルもFREESPOTWi-Fiがあるのですが、今年から調子悪く不安定なのでしばしばパソコンからテザリングしています。そんなパソコンから接続してデータ通信する私でも月10GBもあれば十分。
このプラン20GBで1,390円でも安いのに、なんと月70分までの通話も含まれているというから驚きです。これは5分以内話し放題に切り替えることもできます。最近は電話をかける機会もめっきり減り、事務的な電話を数回行う程度ですから、月2~30分くらいの通話を消費するだけで済み、70分は保険だと思えます。
通話料も安い
その通話(電話)ですが、大手キャリアは30秒ごとに22円という通話料が一般的です。しかし日本通信SIMはその半額、30秒ごとに11円です。
格安スマホ(SIM)と呼ばれるMVNOの各社では通話料を11円としているところがほとんどですが、回線を借りているキャリア網ではなく中継事業者を経由することで実現しています。ところが日本通信SIMは総務省を巻き込んでドコモ回線を使ってこの料金を実現しているんです。つまり音声品質はドコモユーザーと同じということになります。
しかも、中継事業者を経由する場合は電話番号の手前にプレフィックス番号と言う、中継事業者を特定する番号を付加する必要があるため、専用の電話アプリを使用した場合だけ料金が安いというところがほとんどです。(IIJmioやOCNなどは自動でプレフィックスを付けてくれますので標準的な電話アプリでOK) 一方、日本通信SIMはドコモ回線に直通でいいので別アプリを使う心配はいらないところもグッドです。
デメリット
考えられるデメリットは3つあります。
- ショップがなく、ネットで申し込みを行う必要がある
そもそも加入手続き以降、ショップを利用する必要はあまりないです。最近はショップも相談が有料になってきていますし、オンライン手続きが不安であれば知り合いにお願いするなどの対応で十分だと思います。 - 昼休みや帰宅時間帯は通信速度が遅くなる
格安スマホ(MVNO)である日本通信SIMはドコモから回線設備を間借りして私たちユーザーに提供しています。それで料金を安くすることができています。
なので借りている回線の容量によって、込み合う時間帯は通信が滞る状況が発生します。それが会社員が一斉にアクセスするお昼休みと帰宅時間帯になるわけです。通常は数十Mbpsの速度が出ていますが、これらの時間帯では数MBPSしか出ないという状況になります。
しかし昼休みや夕方にモバイル回線を使って回線速度が必要な使い方をすることが、少なくともシニアにとってはほとんどありえないと思います。なので実用上はまったく気になりません。 - 電話機の販売を取り扱っていない
新しいスマホが欲しいときにMNP制度で事業者を乗り換えることによって電話機購入の値引きを受けることが一般的です。しかし日本通信SIMでは電話機の販売は行っていません。ですので電話機は別途調達する必要があります。これはデメリットと言えるほどのことではないですが、安くスマホを手に入れたいときは同じMVNOのIIJmioをお勧めします。料金もかなり安いですしこちらもお勧めです。
以上ですが、一番のネックはオンライン専用ということでしょうか。特にシニアの方にとっては大きな不安要素かもしれません。この面では私がお役に立てればと思っています。
お勧めします
携帯会社のプランはどこも様々なプランを用意し、複雑な料金体系をしています。また、セット割、家族割など様々な割引体系、その都度行われるキャンペーンなど、判断を迷わせるしくみが入り組んでいるのが実態です。
その点、日本通信SIMはシンプル!割引もキャンペーンもなにもありません。シンプルに自分の使い方に合ったデータ容量のプランを選ぶだけ。何も考える必要がなく、安さと品質を享受できます。
お勧めします。
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