今年のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートもリッカルド・ムーティの指揮で楽しめましたね。
そしてニューイヤーと言えばアンコールに演奏される「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」です。
ラデツキー行進曲は観客による拍手を伴い、いろんな場でステージと客席と一体感を持つことに使われます。
それは日本のコンサートでも同様です。
しかし、日本は日本で日本人の日本人の感性に訴えるマーチはないものでしょうか。そんな曲をYouTubeから探ってみました。
東京オリンピック・マーチ(古関裕而作曲)
私が日本のマーチで一番好きなのがこれです。晴れやかな青空の広がる秋の日を思い浮かべます。
原曲は吹奏楽用に書かれているのですが、ステージでオーケストラが演奏することを前提に、こちらの演奏をまず聞いてください。ロンドン・フィル版です。
次が、日本の「吉田正記念オーケストラ」の演奏。こちらは実際にステージで観客の拍手を取り入れた演奏になっています。拍手をするところひかえるところなど、よく聞くとラデツキー行進曲と構成がそっくりなのに驚かされます。まあ、マーチ自体の構成は、イントロ、Aテーマ、Bテーマ、トリオ、Aテーマ、コーダという感じになっていることが多いので、当たり前かもしれませんが。
祝典行進曲(團伊玖磨作曲)
こちらも日本人作曲家による名曲マーチです。
昭和34年の皇太子成婚を祝して作曲された曲で、通常は吹奏楽で演奏されますがオーケストラでもぜひ演奏してほしい曲です。
ここでは洗足学園教師陣による演奏を。
東京オリンピックマーチと同様に、とても晴れやかな気持ちになる曲です。
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