山梨県の巻
今回の47都道府県ドライブ、7番目のターゲットは山梨県です。

きっかけはリニア新幹線を見てみたいと思ったことです。品川から名古屋までの工事はなかなか難航しているようで、実現は10年以上先になるかと思います。が、宙に浮いて東京~名古屋間を1時間で結ぶという技術の今を自分の目で見てみたい、というのがきっかけです。
1日目のコース 7月11日(金)
1日目は高速を使わず主に山岳国道を走破し、山梨県に入りました。見附市を早朝5時に出発し、途中休憩を入れながら11時過ぎに小淵沢駅に到着。長野県に入ると、小布施、菅平、白樺湖などの観光地を次々と通り抜ける魅力的なルートになりました。

小淵沢でお昼を取った後、中央道に乗り笛吹市へ行き、信玄餅の工場見学。そのあとは都留市のリニア実験線見学センターを見た後、ホテルルートイン河口湖で宿泊します。

小淵沢駅前の入船食堂で久しぶりのとろろ蕎麦

小淵沢駅はJR東日本中央線に小海線が接続する駅です。住所は山梨県北杜市。八ヶ岳や清里の玄関口で、駅前には馬のモニュメントが雰囲気を出しています。

以前訪れたときはもう10年ほど前でしょうか。駅舎や駅前がリニューアルされていました。駅併設の駐車場に車を止めさせていただきました。(30分間無料)

以前訪れた時と同じたたずまいで迎えてくれた入船食堂。

店内にはNHK小さな旅などテレビ番組などで訪れた有名人の色紙などがずらり。そんな店だったのですね。知らなかった。

再訪しようと思ったのはとろろのおいしさをもう一度味わいたかったからです。こちらはとろろ飯。

こちらはとろろ蕎麦。期待を裏切りませんでした。わざわざ訪れて良かった。
桔梗屋信玄餅工場見学は大賑わい
この47都道府県ドライブでは社会科見学を組み入れることをポイントにしています。「山梨県 工場見学」などと検索すると見学を受け入れている工場の情報がいろいろと出てきます。今回は信玄餅の工場に行ってみることにしました。

着いてみると駐車場は満車。ちょっと離れた第3駐車場に駐車しました。今日は平日(金曜)なのにびっくりです。

「テーマパーク」と名前がついているように、直売、レストラン、カフェなどに力を入れているようです。看板にも隅っこの方に「工場見学」の説明がありました。

山梨県の信玄餅と言えば桔梗屋の包みがイメージされると思います。こんな工場で大量に製造しているのですね。餅を延ばしたり切断したり容器に詰めたりという工程は「つめる君」だの「しぼる君」だのと命名された機械が担っていましたが、上の写真は最終工程で多くの人たちの手作業で行われています。ここは目視での最終チェックと包装する作業とのこと。

見学を終えて駐車場に戻る道すがら洋菓子工場の売店を見つけました。GINZA WESTです。その工場が桔梗屋工場の向い側にあり、売店を併設しているようです。

これも縁と感じ、いくつかピックアップしてお土産(自分たちへの)として買い求めました。
時速500キロで目の前を駆け抜けたリニア実験車

さて、笛吹市から国道20号(甲州街道)で1時間半ほど走り、都留市へ。今回の旅行のメインであるリニア実験線の見学です。

リニアが通常の新幹線などと違うのは浮上することです。いわばホバークラフトのように。なので車輪はありますが時速160kmを超えたあたりで飛行機と同じように格納されます。また、推進力も磁力となりますので、浮上の力も推進の力も車体の横に設置されている超伝導磁石がにないます。

このリニア実験線は1996年完成というからもう30年以上前なんですね。全長およそ40キロあり、時速500キロで3分間は走行実験できる距離とのことです。
この動画はこの日実際に私が撮影したもので、トンネルから500キロのスピードで出てきてあっという間に過ぎ去る姿です。(一瞬です!)

こちらは実験棟に横付けし、旅客機のように乗降用ボーディングブリッジが接続されているところです。ホームは解放されておらずブリッジで乗降するようです。この状態を見ることができるのは運がいい、と職員の方が言っていました。

実験線での走行状態はこのようにディスプレイで確認できます。見学センター前を走行する数分前には館内放送があります。そもそも走行実験は毎日必ず行うわけではなく、Webサイトで前週の金曜夕方に告知されます。なので今回の旅行もプランだけは立てておいて、先週の金曜に走行実験を行うことを確認の上ホテルの予約などを行いました。

こちらは超電導コイル(磁石)のピン止め効果のデモです。リニアカーが浮上するのはマイスナー効果、静止するのはピン止め効果によるそうです。(原理は説明できませんが)
液体ヘリウムでマイナス269度に冷却し超伝導状態にしたコイルが、レールの上を浮上したまま走行するデモンストレーションです。
この動画も私が撮影したものです。
河口湖に映える富士山は見えた?
さてリニア実験線見学センターを後にして1時間半ほどドライブし、河口湖に到着です。

ホテルルートイン河口湖は、一般的なルートインが郊外の国道沿いなどに立地していることが多いのに比べ、河口湖の湖畔のホテル立地エリアに並んで建っていることです。

部屋は湖・富士山川と山側と料金が違い、今回はせっかくだからということで富士山川を選択しました。眺めはとてもよいのですが、あいにくの曇り空で富士山は顔を見せてくれませんでした。

ルートインはどこも無料のコーヒーメーカーが置いてあるのが気に入っています。

ホテルに来る途中、スーパーオギノ河口湖店にたちよりいろいろと買い込んできました。テレビで地元の話題のテレビ番組見ながらまったりと食事するのは、旅の楽しみの一つになってきました。

コメント
またまた美味しいもの(ご当地のお蕎麦)を求めて素敵なドライブを見せていただき、
かつて「ミレーの絵」を観に山梨県立美術館を訪れたこなどを思い出しています
ドライブの途中に出てくる地名に頷きながら‥‥
ミレーを見に山梨へ行かれたことがあるんですね。それも素敵です。
周囲を山に囲まれた平地に広がる山梨は、独特の魅力があると感じました。