今回はごく短い曲です。スペインのカタロニア地方の民謡『聖母の御子』。
スペインの近代の作曲家ルイス・ピポーがスペイン民謡を集めた組曲「コプレオス」を書いていますが、その中の9曲目にあたります。
どうしてこの曲を弾いたかというと、ギターをやってたとき、一番大好きな曲だったのです。「何か弾いて」とか言われると必ずこいつを弾きました。ギターではミゲル・リョベートが編曲したものが定番なのですが、微妙に和声に変化をつけたり、まったく異なるアプローチで編曲したものなどいろいろなバージョンがありました。
このピアノの小品は、ものすごくシンプルです。楽譜の指定はもっと速いテンポなのですが、あまりにせわしないので、これくらいが適当かなと思います。
久しぶりにこの曲を演奏できて幸せです。
ピアノでは同じくスペインの作曲家モンポウの「歌と踊り」の第3曲がこの聖母の御子をテーマに使っています。少し難しいので今の私には無理ですが、いつかこちらの方も弾きたいと思っています。
ちなみにギター演奏では次のようなゆったりした演奏が普通です。(セゴビアの演奏、彼がサインを書くところも見ることが出来ます(笑))
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