アコースティックギタリスト押尾コータローの新譜が今日発売になりました。Tussie mussie と題された今回のアルバムは、古今東西のラブソングのスタンダードを押尾のソロギターでカバーした魅力的な内容です。
「珠玉の名曲達をタッジー・マッジー(小さな花束)にしてあなたに贈ります。」とプロモーションされているように、1曲1曲がとても優しく心癒される花束のような演奏です。
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1. LOVIN’ YOU
2. CLOSE TO YOU
3. そして僕は途方に暮れる
4. 元気を出して
5. FIRST LOVE
6. CAN’T TAKE MY EYES OFF OF YOU ~君の瞳に恋してる~
7. SOMEDAY
8. TIME AFTER TIME
9. 涙のキッス
10. LOVE
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押尾コータローというギタリストはメジャーデビューする前のプライベートアルバムを聴くとわかるように、さまざまな音楽をギター一丁で料理するというようなことを得意にしていました。活躍の場が広まるに従いその内容がオリジナル曲にシフトしていき、どこか寂しさを感じていたのですけど、このアルバムは「待ってました」っていう気持ちで迎えることが出来ました。
押尾のギターの魅力は、ダイナミックなストロークやタッピングもさることながら、爪先で弾く繊細な音色にあると感じます。このアルバムはまさにそういった(特に女性の心をつかむような)アコースティックギターの優しさにあふれていて、カバーされている珠玉のラブソング達が色とりどりに誘いかけるようなそんな内容になりました。
数年前の紅白歌合戦で島谷ひとみが「元気を出して」で出演したときに、バックは押尾コータローのギター1本がつとめたことがあるのですが、覚えておいででしょうか。その同じ編曲が4曲目の「元気を出して」で聴くことが出来ます。
BGMとしても、癒されたいときも、じっくりギターの音色を聴きたいときにもおすすめの1枚です。
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