東京散歩:110.渓谷散歩『等々力渓谷』

【多摩川沿いに神社や古墳を経由し、等々力渓谷をめざす。上り坂が続く道は少し険しいが、渓谷の自然と静けさでいやされる。晴天なら富士見橋から富士山が見られるかも。】所要:1.5時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より

今日はホームページ作成のお手伝いをしているギター教室で一緒にやっている大正琴教室の発表会を聴きに行ってきました。等々力駅を出てすぐのところにある玉川区民ホール で開催されたのですが、午後3時頃終了し、せっかくだからと等々力駅始点の東京散歩のコースを歩くことにしました。実に1ヶ月ぶり。


等々力駅のすぐ近くから等々力渓谷は始まっています。渓谷を抜けた後多摩川へ出て、古墳を見たり、アップダウンの激しいコースをたどりつつ、二子玉川駅をめざします。

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大正琴発表会の最後に演奏された「エル・クンバンチェロ」がまだ頭の中をぐるぐる回っている中、東急大井町線の等々力駅をスタートです。

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ほどなく渓谷入り口の階段があります。

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入り口の横にある案内板には「ただいまの渓谷の気温」という表示があって7.5℃と表示されていました。曇天でしかも日が傾いてきた11月の午後3時です。ただでさえ寒いのにさらに寒いところへ行こうとは・・・

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渓谷はこんな雰囲気。周りは当然緑に囲まれていて、歩道はいつもしめった感じ。

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頭上を横切っているのは環八。頭上の世界としたの世界はまったく別物です。

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渓谷を抜けて多摩川に出ました。この道路は多摩堤通りで、けっこう交通量があります。

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多摩川からまた内陸に入っていくと野毛の住宅街です。先ほどの多摩堤通りとはうってかわってほとんどクルマがいません。

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これは野毛大塚古墳。5世紀頃の前方後円墳です。田園調布からこのあたりにかけて古墳がたくさん発見されているようです。

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環八に出ました。下を横切っているのが第三京浜の始点にあたるところです。

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かなり急な明神坂を下っていきます。多摩川に沿ってずっと斜面が続く地形のようですが、今日のコースはこの斜面を登ったり降りたり・・・かなり疲れます。

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五島美術館。

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上野毛駅近くの富士見橋。晴れた日には富士山が見えると言うことです。下には東急大井町線が通るので、電車(それもカーブしていていい感じ)と富士山の取り合わせを楽しむことができそうですね。今日はあいにく曇っていて何も見えませんでした。

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いよいよ二子玉川に近くなってきました。高層マンションが突如現れ、いままでとがらりと雰囲気を変えます。

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一度多摩川沿いに戻ると、そこには田園都市線の鉄橋が見えます。鉄橋にせり出すような形の白い屋根の部分は二子玉川駅のホームです。もう夕闇が近くなってきました。

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二子玉川の東地域は今再開発工事の真っ最中でした。

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駅の西側に出ると、おお都会だ!高島屋を中心とした垢抜けた街の明かりが目にまぶしいです。二子玉川って、いままでに数え切れないほど通過したけど、街に降り立ったのはこれが生涯初なんです。こんなにしゃれた街なんですね。

急遽歩いた今日のコースですが、等々力渓谷、多摩川、古墳、急な坂道、二子玉の街並みと変化に富んでいて久しぶりの散歩を満喫しました。11000歩。

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