東京散歩:89.坂道めぐり『目黒』

【土地の起伏が激しい目黒では、曲がりくねった十七が坂や傾斜のきつい行人坂などさまざまな形の坂道を歩く。ほとんどの坂道には由来の書かれた標識が設置されているので、見逃さずに。】所要:2時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より

夏の間お休みしていた東京散歩、涼しくなってきたのを受けて再開しました。まずは坂道めぐりです。


このルート図の青い矢印が上り坂、ピンクの矢印が下り坂を表します。


スタートは恵比寿駅。


歩いて5分ほどで代官山駅を通ります。代官山なんてあんまり縁が無かったので訪れることはありませんでしたが、恵比寿駅からこんなに近いんですね。


旧山手通りを渡ったあたりにお地蔵さんの小さなほこらがありました。おばあさんがずっとかしまずいてお祈りしていたのが印象的です。


この目切坂塀と緑に挟まれ適度に蛇行しなかなか情緒のある坂です。代官山から目黒川に向かって降りていくところです。


目切坂を下り目黒川を渡り山手通りを渡ったらまた尾根に向かって小川坂を上っていきます。この坂は旧鎌倉街道だったという由緒ある道。その小川坂の頂上が烏森小学校で、そこから少し下ったところに烏森神社がありました。この狐の頭から流れ出ている水は湧き水だそうな。


今まで下町の平地近辺で暮らすことが多かったので、山の手台地を歩くとこういう斜め分岐の交差点が多くて楽しい。


蛇崩川緑道を横切ります。この緑道は別コースで歩きました。
80.失われた川を歩こう「蛇崩川追跡」


揺坂という趣のある名前の坂ですが、住所が五本木ということこ。都内にこんな名前のところがあったのかとちょっと驚きました。


さて、東横線祐天寺駅をわたり突当りが祐天寺です。かなり広い敷地と墓地がありました。


これは鍋ころ坂という面白い名前の坂。その名の通り鍋が転がるような急な坂というのが由来のようです。


長泉院というお寺が併設している現代彫刻美術館の屋外展示場。住宅街の中に突如現れるオブジェにびっくりします。


コースは目黒駅に近づいてきました。先日目黒さんま祭りが開かれた大鳥神社の前を通り目黒雅叙園前から目黒駅前交差点に向かって現れるのがすごく急な行人坂です。おおくの人が歩いていましたが、毎日だと大変でしょうね。

約2時間半かけてゴールの目黒駅に到着しました。1万5千歩。

コメント

  1. HISA より:

    ブライアンさん、おはようございます!

    東京散歩再開ですね~
    私は大崎から目黒川沿いに目黒まで、それから山手線に沿って最短距離で恵比寿まで歩いたことがありました。
    ブライアンさんのコースも試してみたいです。
    私にはちょっときついかな・・・

  2. ブライアン より:

    HISAさん、こんにちは!

    いつもブログ、楽しみにしています。相変わらず行動が多彩でいらっしゃいますね。

    大崎・目黒界隈を歩かれたとの記事も書かれたのを覚えています。
    坂道って楽しいですよ!(タモリも坂道学会っていうのを作っているくらいですから(笑))