妻のノートPCを買い換えることになり、いろいろと検討していたのですが、このたびレノボのThinkPad Edge 14を購入し使い始めました。
■経緯
もともとPCの用途としてはブラウザでのネット閲覧、メール、時々Word,Excel、iTunesでの楽曲管理程度なので性能はそこそこでいい・・・のですが、できればさくさくと動いてほしいという思いがありました。今まで使っていたLet’s noteがあまりにもHDDがりがりとつらそうなので使っているとつらくなってくる、というのがもともとの買い換えの発端なんです。
毎日使うものですからある程度スマートな方が良いというのもあります。
でも、そんなにお金かけたくもないというのが本音で、そのへんのバランスをどういう風にとるかというのが私に課せられた課題(笑)なわけでありました。
「さくさくと使いたい」「ださいのはいや」「リーズナブルにね」
■基本方針
テレビチューナーいりません。ブルーレイいりません。大容量HDDいりません。高性能CPUいりません。ということで・・・
「CPUはCore i3以上、メモリは2G以上、ストレージはSSD、DVDドライブ内蔵、ワイヤレスLAN内蔵、モニタは15インチ程度、重量2Kg程度」
この辺が性能関連での基本線に考えました。
価格はいろいろと見てみないとわかりませんが、6,7万程度なのかなあともくろんでいました。
■これだ!
いろんなメーカーのものを店頭で見たりWebサイトで探していたりしたところ、ものすごく目につく価格のものがありました。それが今回購入したlenovo(レノボ)のThinkPad Edgeシリーズです。
直販サイトのCTO販売なのですが、キャンペーン価格とかで10万円以上の構成のものが4~5万円くらいの価格で販売されていました。さらにWeekendクーポンとやらを適用すると週末に注文したものはそこからさらに10%引きという破格の安売り。結局、4万2千円でThinkPad Edge 14を注文したのが4月2日。
■中国から
lenovoは中国のメーカーですので当然中国の工場で製造され出荷され、日本に届きます。lenovoのサポートサイトで発注番号を入れると現在どういう段階なのかトレースできるというのがおもしろい。製造指示完了、上海工場出荷完了、成田到着、ゆうぱっく発送完了など安心でした。
それでゆうパックで届いたのが4月14日、12日間で届いたのは結構早いっていう印象かな。
■こんなのです
ThinkPad Edge 14 (ヒートウェーブ・レッド)
CPU:Core i3-380M Memory:2GByte HDD:250GByte DVD-SuperMulti Drive
ワイヤレスLAN IEEE 802.11b/g/n 14インチワイド(1366×768)光沢液晶
OS:Windows 7 Home Premium(64bit)
これにAmazonでMemory 2GByte(\2,139)とSSD 64GByte(CFD販売 Micron C300使用)(\9,970)を別途購入し、基本方針のスペックにしました。しめて5万4千円!
スタイルも真っ赤な天板が印象的でしかもThinkPadシリーズなのでスマートで軽量です。このスペックでこのデザインで5万円台なんて信じられないという感じ。
■lenovo
lenovoはご存じのようにIBMのPC部門を引き継いだ中国のメーカーです。そのIBMのThinkPadシリーズは日本の大和研究所(最近横浜みなとみらいに移転したそうです)で育まれてその体制はほぼlenovoに引き継がれています。
たとえばこのキーボード、今まで触ったモバイルノートの中で最もしっかりしていると感じました。よくありがちなふにゃふにゃノートキーでなくてデスクトップ用キーボードのようなしっかりしたタッチです。
そしてなんといってもキーボードGとHの間にあるトラックポイントはIBM時代からのThinkPadを彷彿とさせます。たぶん妻は使わないとは思うけど、これは私の密かな喜びだったりします。
このPC、ランプ類がほとんどないんですね。
通常ノートPCっていうとパワーランプ、バッテリーランプ、ディスクアクセスランプ、内蔵ワイヤレスランプなどさまざまなランプがついているのですが、こいつは実にシンプルというかそういったランプ類がまるで見当たりません。電源ボタンを押したらわずかにパワーランプだけ点灯しました、こんなところで・・・
"ThinkPad"の"i"の点のところが光り始めました。なかなか粋です。この写真は天板なのですが、もちろんキーボード面にも同じようなロゴがついていてそこの"i"の点も光ります。ランプはこの合計2個だけ。シンプルでいい。
■メモリとSSD換装
メモリはCTOでもちろん4Gbyteっていうのも選べるんですが、別途購入した方が断然安いので基本の2BGyteにしてAmazonで2千円で追加2GByteを購入しました。また、HDDも一番容量の小さい250GByteにしておいて、別途SSDを購入して換装しました。
メモリとHDDへのアクセスは本体をひっくり返すとねじを何本か外すだけでふたが外れ簡単にメモリ増設とHDDからSSDへの換装ができます。この手順はlenovoのサポートサイトにいくと「保守マニュアル」としてダウンロードできる文書の中にも書いてあるので安心です。
購入してまず起動するとWindows 7のセットアップが始まります。それが終わるとリカバリーディスクを作成しろとメッセージが出ます。この製品はリカバリディスクが附属していないのでHDDのリカバリパーティションにある内容をリカバリディスクとしてDVDに焼く必要があるんです。
ブートディスク1枚とデータディスク2枚、計3枚のディスクを作成したら、HDDを取り外して代わりにSSDを装着します。そして作成したばかりのリカバリディスクで起動しまっさらなSSDにWindowsをリカバリします。
無事終わって先ほどと同じようにWindows 7のセットアップを行うわけです。SSDは64Gしかないため、リカバリパーティション約10GByteはもったいないので、ディスクの管理からパーティションを削除してしまいます。その後Cドライブのパーティションを拡張してやると64GByteまるごとCドライブとして使えるようになります。
ちなみに今回は64GByteで十分なのですが、写真や動画、音楽ファイルなどを大量に保存したい場合は最近は300Gを超えるSSDがリーズナブルになってきたのでちょっと高いですが検討してもいいです。また取り外したHDDを安価なHDDケースに入れれば外付けUSBディスクとして使えます。
■使い心地
スペックのキモはCore i3 + 4GByte + SSDという構成です。これ、自分ながらなかなか魅力的なスペックだと思います。
特にベンチマークは行っていませんが、印象を表すと「Windowsの起動が30秒!」「さくさくとソフトが起動する」となり、当初の目的を十分に満たしています。
SDDを使っている人皆さんが異口同音に言うのは「もうHDDには戻れない」です。これはまったくその通りです。昨年自作したデスクトップもSSDを起動ドライブにしたのですけど、今までのHDD環境とは別世界という感じです。ノートの場合は多少省電力にも貢献するのかもしれませんし。
今回は妻用に購入したのですが、自分用にもほしくなりました。(何に使うんだ!っていう声が・・・)
コメント
こんばんは。
ThinkPadですか。実は私も1ヶ月ほど前にノートPCを購入する際、同じくThinkPadEdge14を検討しておりました。
私の場合は秋葉原のソフマップにあるのを見かけて候補に入れたのですが、lenovoのマシンはIBMの頃からトラックポイント搭載機種が多いのでノートを買う際は何時も候補に挙がっている気がします。
SSD搭載のマシンは数年前に購入した一台しか持っていないのですが、確かに求めやすくなった感がありますし、読ませて頂いてから私も来月あたりに購入を検討しようかと思いました。
身近な人が新しいPCを購入すると触ってみたくなりますし、触ると欲しくなってしまいますよね。
またそのうちに使用感などをお聞きしますね。では。
H.Nさん
SSD、最近は速く安くなって本当に導入しやすくなってきました。HDDがあっというまに大容量安価になってきたのと同様にSSDもあっというまに市民権をえるのかなあと思います。
新しい環境は慣れましたか。光は入ったのでしょうか。またお話ししましょう。
おかげさまで、だんだん環境にも慣れてきました。
光の工事はまだまだ先になりそうで、業者によればGW明けになるのではないかとの事でした。
ネットの環境が整っていないのは不便ですが、それ以外は悪くないと思っています。
またゆっくりお話したいですね。では。
光、そんなにかかるんですか。単に地震の影響なのかなあ。
実は私も近々引っ越すことになるかもしれないのでそのへんの状況は気になります。
確か、地震発生の二日前に申し込んだと思いますので、もう1ヶ月と10日ほど経っているんですが、結果的におおよそ2ヶ月かかった事になりますね。
毎日iphoneでネットしていたら、パケット料がとんでもない額になっていました。定額なので関係無いのですが、そうでなかったらと思うとゾッとします。
移転されるかもしれないのですね。私はソフマップの値引きキャンペーンのためauの光を申し込んでいるのでこんなに時間がかかっていますが、NTTならそんな事も無いのかもしれませんね。