東京散歩:2.川辺散歩『石神井川』

【小平市を水源とする石神井川。板橋区と北区にかかる川沿いの遊歩道を歩く。桜が咲く季節には絶景の散策路になる。王子駅近くの親水公園では水浴びが楽しめる。】所要:1.5時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より

桜の季節になったら絶対にこのコースを歩こうと決めていた石神井川沿いの散歩。今日を逃したらいつ行くんだというくらい、絶好のコース日和でした。時節写真ががら桜一色になりましたがお許しください。


東武東上線の中板橋駅をスタートし、ずっと石神井川沿いを王子駅まで歩いて行きます。


中板橋駅周辺にはこの「なかいた」というアーチがいたるところにあります。ここは石神井川にかかる橋のたもと。ここから遊歩道の散歩が始まります。


まさに桜のトンネル状態。


石神井川は護岸工事がきっちりされていてコンクリートの川になってしまっていますが、その堅さを桜が包み込んでくれています。


「氷川つり堀公園」。たぶん、昔川が蛇行していた頃の後を利用した堀なんでしょう。


川は国道17号線「中山道」の下をくぐります。この橋は「新板橋」というらしいです。すぐそばに旧中山道が通る「板橋」があります。都営三田線の「新板橋」はここからずいぶん離れているので、たぶんこの橋とは関係のない「新」板橋(区)という意味の駅名なのかもしれません。


旧中山道が石神井川を渡る橋が「板橋」です。ここが板橋区の由来だと言われています。たくさんの鯉のぼりは近くの小学生が作ったものと言うことです。


ここにも石神井川が蛇行して流れていた頃のなごり、親水公園としているところがありました。ところどころ、残っています。


少し川から離れて歩いていると「野口研究所」なる所の前を通過。野口英世関係かと思ったらそうではなく野口遵という人が設立した化学工業関係の研究所だそうです。関係あるかと思いますが、昔、王子から十条、板橋にかけて火薬や兵器の工場や施設が点在していてトロッコ鉄道で結ばれていたそうで、このあたりもそのなごりが公園や建物の敷地に見られます。


埼京線の下をくぐります。埼京線を過ぎると板橋区から北区に入ります。


突如現れた観音様。「谷津観音」というらしいです。


こちらは正受院という浄土宗のお寺にあるお地蔵様達。このお寺別名「あかちゃん寺」ということで赤ちゃんの供養を行っているらしい。


さてゴールも近い。王子の飛鳥山交差点を走る都電。


王子駅のすぐ脇にこんな親水公園があったんですね。大勢の人で賑わっていました。この写真の中央奥が王子駅改札です。

今日のコース本当に桜、桜、桜。贅沢なお花見になりました。16,000歩。

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