私の子供の頃は建前といえばお祭りのような日で、近所の子供たちも集まって屋根から餅をまいたりしたものだった。しかし、最近はそのような光景はまったく見ない。
我家の建て替えでも建前は形ばかりの儀式という感じで行った。ただ、基礎が完成し、これから建物を作り上げていく職人さんたちにねぎらいの言葉を伝えるという場として、くぎりのイベントとして重要だと思う。
9月28日、建前(上棟式)当日はあいにくの雨模様。まずは敷地の四隅にお酒と塩でお清め。
その後、隣接している車庫内に入り、地鎮祭で祈祷に使ったするめと昆布とお酒で乾杯。(当然形だけ)
すぐに、昨日届いた柱を組み立て開始。
20分ほど見ていたらあっというまに柱が組み上がった。
今度はクレーンで梁を持ち上げて、柱の上に組み込んでいく。
主立った柱には「家運隆盛」「大安吉日」「祝新築」などの言葉が書いてある包装が。
いったん戻り、夕方訪れると、すっかり柱も梁も筋交いも組み上がっており、屋根の固定金具の準備中だった。実際に屋根は明日から貼っていく。
くみ上げが完了したところで、再度四隅にお酒と塩でお清め。これで無事上棟の日程が終わった。ご苦労様でした。作業員の方には気持ちばかりの缶ビールを持ち帰っていただいた。
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