11月3日、文化の日。見附市中央公民館で開催された「トッテツの(栃尾鉄道)」講演会を聴いてきた。
見附市のまちなか東コミュニティが主催し、「昔の写真展」として栃尾鉄道の今昔の写真を展示する催しに合わせて開催された。
お話をされたのは多川昌敏さん。多川さんは栃尾鉄道の車掌を長年務められた方で、貴重な写真や物品を保存され、折に触れて市民に紹介されてこられた方だ。
往年の車掌の制服でお話された。
多川さんは今年81歳になられたとのことだが、トッテツをとても愛おしく思っておられることがにじみ出て「トッテツ愛」に満ちたお話だった。
途中、公民館ホールで開催されている「昔の写真展」の展示の解説をされた。
この日、多川さんが披露してくださった物品の中に、昭和30年頃、トッテツが発行した沿線案内図があった。鳥観図で悠久山~長岡~見附~栃尾沿線を表したガイドマップ。
今日の一番の発見
そのガイドマップの上見附駅の部分をよく見ると、路線を示す赤い線が点線として現在の中央公民館のあたりまで伸びているではないか。しかもそこには「予定駅」と表示してある。ということは昭和30年ころ、トッテツは上見附からさらに市街地に乗り入れる計画があったということになる。これは初耳だ。
写真一枚一枚をいつくしむように解説された多川さん。当時の切符やガイドマップ、犬釘などの貴重な資料。これらをWeb上で広く公開したいという思いが沸き上がった。いつか多川さんに相談してみよう。
コメント
トッテツ資料のWebへのアップはいいですね!
Webでは廃線跡の探索記なんかはあるものの、資料がまとまっているページってあまりないんですよね(私も調べもので県立図書館へ赴いたりしました)。
貴重な情報だと思います。
ありがとうございます。
物品そのものをどうするかということもあるのですが、とりあえずWeb上でご紹介できれば多くの人に見てもらえますよね。
できれば、多川さんのいろいろなお話とともに、各写真も紹介できればいいなと思います。
来年の目標にしようかな。