8年間使っていたプリンタの寿命
8年間使っていたブラザーのプリンターのカラー印刷が何度ヘッドクリーニングしてもにじむようになってしまいました。インクは互換インクを使っていたのですが、互換インクを使って5年間はとてもきれいに印刷出来ていたので、インクが原因という可能性は少なく、単にプリンタ製品の老朽化による不具合ではないかと思います。まあ寿命と思います。
私が求めるプリンタの条件
一般に、家庭で使われるプリンタは「写真がきれいに印刷できる」ということがアピールされています。しかし、私は写真は印刷しません。どうしてもL版プリント写真のように保存したければコンビニ印刷を使います。
ではどのようなことをプリンタに求めているかと言うと。
- 普通紙に文書印刷がきれいに速く印刷できること。
- CDやDVDなどのレーベル印刷ができること
- ペーパーハンドリング(紙送り動作)が安定していること
- できれば製品やインクの価格が安いこと
- 両面印刷できること
というようなことです。
一昔前まではレーベル印刷できるプリンタはたくさんあったのですが、最近の製品は一部の機種しか対応しなくなっているようです。
キヤノンやエプソンの製品は私は10年以上使っていません。最近はもっぱらブラザーのプリンタを使い続けています。写真印刷という一点を除けばブラザーの製品が私の要求に最も答えてくれているからです。今回もブラザーの製品を購入しました。
DCP-J926N
それがDCP-J926Nです。レーベル印刷対応している一般家庭用のプリンタはもはやこれしか選択肢がないようです。だけど私の要求をすべて満たしてくれているので最適解です。値段も2万円弱ととても安いです。
こんな外観です。キヤノン製にくらべるとオシャレ度は少なく、事務的な雰囲気です。
ネット接続
プリンタ単体でできる機能は年々追加されています。今回のこの製品でもネット接続することにより以下のようなことがパソコンなしでプリンタだけでできるようです。
- ファームウェアの自動更新
従来はパソコンでダウンロードしてプリンタのファームウェアを更新していましたが、プリンタ単体で自動更新できるようです。 - クラウドとの連携
Googleドライブ、OneDrive、Evernoteなどのクラウドサービスに接続し、クラウドに保存してある画像などを印刷したり、スキャンした画像をクラウドにアップロードしたりすることができます。 - 年賀状作成
これもネット接続前提ですが、写真を入れた年賀状などをプリンタの画面だけで作成できるようです。
4色インク
写真印刷を標榜するプリンタはたいてい6色のインクを採用しています。このプリンタは4色インクです。マゼンタ、シアン、イエローの3色は染料インク。ブラックは顔料インクです。写真品質も比較しなければわからないくらいのきれいさは確保しています。
また、インクの交換が前面の蓋を開けて入れ替える方式なのでとても楽で簡単なのが優れています。
ドキュメントフィーダー
スキャナで文書を取り込んでPDFなどに変換するということをよくやるのですが、このプリンタはドキュメントフィーダーという機構を備えています。写真のように原稿を束ねて差し込むと一枚ずつ取り込んでスキャンしてくれるのです。これはとても便利。
もちろん通常のスキャンはここに原稿を置いて行えます。
レーベルプリント
レーベルプリント機能は必須でした。よく頼まれてCDやDVDを作成することがあります。その際にレーベルプリントが必要なのです。
このレーベルプリントする際はCDやDVDを載せる台(アダプター)が必要なのですが、スキャナの蓋に収納できるようになっているのが素敵。気が利いてます。
取り出したアダプタを前面から差し込んでレーベル印刷を行います。
感想
まだ使い始めて数日しかたっていない状態ですが、8年前の製品に比べて大きく進化したのは印刷スピードが速いということです。印刷開始するとあっという間にA4用紙が排出されます。これは印刷指示をしてから印刷終了までの時間はレーザープリンターよりも早いかもしれない。
それと新しい製品だからかもしれませんが、紙裁きが的確な印象です。2枚送りなどはまったくないし、再生紙でも今のところ正常に紙送りされます。
それと、背面給紙も(一枚ずつですが)できます。封筒など厚手のものは背面給紙を使えば安心して印刷できます。
しばらくは純正インクで使っていこうと思います。エプソン、キヤノンに比べて純正インクの価格も安いです。ブラザーはもっと普及してもいいのにと思いますが、皆さんそんなに写真を印刷するのでしょうか。
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