このたびメインのデスクトップ環境を早々とWindows 7に移行しました。思うところあって64bit版へ移行しましたので、その辺の状況も交えつつレポートしたいと思います。
1.概要 ————————————-
■移行方針
WindowsXP(Professional)からWindows7(Professional)(64bit版)にアップグレードすることとします。アップグレードといっても、XP→7の場合は環境を引き継いだアップグレードインストールはできないので、実際は新規インストールとなり、アプリケーションやデータはインストール後すべて再設定する必要があります。
もっとも、私はPCを1年以上継続使用した場合は、HDDの中をシンプルにしたいために用がなくても新規インストールをするくらいなので、今回の新規インストールは望むところ。
・Windows 7 アップグレード徹底ガイド(マイクロソフトのサイト)
http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/guide/upgrade.mspx
■64bit版への乗り換え
また、今回はWindows7の64bit版に乗り換えることとします。理由はいろいろあるのですが、せっかくメモリが安いのだから有効にメモリエリアを使いたいというのが一番でしょうか。あと、CPUもネイティブの64bitモードで動かしてあげた方がいいんじゃないか、常に最新のテクノロジーに触れていたい、単なる新しもの好き・・・など、どうでもいいような理由もありますけど。
32bitと64bitのベンチマークをした記事がたまにありますが、概ね64bitの方がパフォーマンスがよいようです。
例えば:32bit vs 64bit Windows 7を入れるならどっちだ?
http://ascii.jp/elem/000/000/457/457279/
XPの時はメモリ2GByteで使っていたのですけど、今回の移行をにらんで+4Gbyte、トータル6GByteの環境にしておきました。
■使用パッケージ
Windows7(Professional)パッケージは7月頃の事前キャンペーンで14,440円で入手しました。ヨドバシに発注したのですけど10月22日到着指定で手元に届きました。
今現在購入するのであればメモリなどと抱き合わせでDSP版を購入した方がいいかもしれません。
・クレバリーでの価格
http://www.clevery.co.jp/parts/windows_oem/win7delivery.html
またはボリュームライセンスで購入っていうのもすごく魅力的です。ソフトウエア・アシュアランス(SA)という契約を付加すると俄然自由度が増すようです。
・意外に安い? ボリュームライセンスでWindows 7を導入する
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20090911_314639.html
■環境
現在のディスク構成
C:250GByte システム、アプリケーション。再インストールで再現可能なもの
D:250GByte データ。知的生産物で再現困難なもの。
E:500GByte バックアップ。CとDの全域デイリーバックアップ&一時巨大作業エリア。
Dドライブは過去から蓄積された大切なデータがぎっしり詰まっています。これはWindows7にしてもそのまま継続です。マイドキュメントやマイミュージックなどのデータも実ファイルはこちらに作成されるようフォルダ変更してあります。
EドライブのバックアップはTrueImageで毎朝定期バックアップを行っていて、過去1週間の差分バックアップが蓄積されています。通常のフォルダ参照と同様に、エクスプローラー上から自由にアクセスできるのはもちろん、その気になればディスク全域をリカバリすれば1週間以内のどの時点にも戻れます。
・TrueImage 2009
http://shop.vector.co.jp/service/catalogue/trueimage/index.php
したがって、事前に全域バックアップとアプリケーションごとの環境定義内容など可能な限りバックアップを行っておいたあと、Cドライブを新規にフォーマットし直してWindows7のシステムとアプリケーションを0から構築し直す、という流れでいくことにします。
左のDVDが32bit版、右が64bit版。同梱されています。
2.事前調査&事前作業 ————————————-
■EpsonDirectのサポートサイトで事前情報を入手
EpsonDirectのサポートページで機種別にWindows7のドライバなどの互換性情報が掲載されていて、その結果すべての項目で問題はないことを確認しました。
■Windows 7 Upgrade Advisorで互換性を確認
マイクロソフトのサイトでUpgrade Advisorをダウンロードし、パフォーマンスやドライバに問題がないかどうか確認。
・Windows 7 Upgrade Advisor
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=1b544e90-7659-4bd9-9e51-2497c146af15&displaylang=ja
その結果
→キヤノンの複合プリンタの互換情報がないと出ているが、キヤノンサイトで7対応を確認。
→ビデオボードがWindowsAeroに対してパフォーマンス不足と出るが、いらないお世話。
→バックアップソフトTrueImageが7に未対応と表示。こいつはアップグレードすることにする。
■事前作業
・BIOSでVTモードをEnableとする(XPモードを動作させるため)
・個別アプリの設定情報(キーボードカスタマイズなど)などをエクスポートしておく。
・秀丸、秀丸メール、ATOK(登録単語)、IdeaTree、RoboForm
・TrueImageで全域バックアップ実施(Eドライブに保存)
・事前ダウンロード
TrueImage(Windows7対応版)、ビデオドライバ(NVidia GeForce7300GS)、プリンタドライバ(MX860)
以上、ここまでで事前に行うことは終わりです。次はいよいよ移行作業そのものに入ります。
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