構想から1ヶ月と2週間(笑)、やっと組み上がったPCですが、その使い心地はどうなったでしょう。新しく組んだんだからよくなっていないわけないですけど(爆)
■構成のまとめ
・旧マシン
CPU:Core2Duo E6700(2.66GHz) MM:6GByte(1GB×2+2GB×2)
ストレージ:250GB(HDD)+250GB(HDD)+500GB(HDD)
OS:Windows7(64bit)
・新マシン
CPU:Core i7 860(2.8GHz) MM:4GByte(2GB×2)
ストレージ:80GB(SSD)+250GB(HDD)+500GB(HDD)
OS:Windows7(32bit)
■性能
細かいベンチマークはやっていないので、Windowsのパフォーマンス評価結果でざくっと見てください。
心臓部(プロセッサとメモリ)が2割くらい数値があがっていますが、これはCore2Duo(2.66GHz)からCore i7(2.8GHz)へグレードアップした分です。
グラフィックスは約2倍のパフォーマンスアップ、これはGeForce7300からRADEON HD5770にグレードアップした効果。
ハードディスクの数値もかなり上がっていますが、詳細をCrystalDiskMark(CDM)の結果で比較しました。
ディスクはHDDからSSDに変えました。 その結果はシーケンシャルリードで3.5倍の伸び、512Kランダムリードで5倍以上の伸びを示しています。書き込み性能でもランダムライトは4倍近い性能向上です。SSDはシステムドライブ(Cドライブ)だけなのですが、どのような使い心地になったのかは後で書きます。
■静かさ
今回の目的の2つめは静音性です。そのためにケースやパーツを厳選したのですがどうだったのでしょうか。
あいにく騒音計を持っていないので静かさを測定することはできないのですが、言葉で言うと、日中周囲の雑音の中で動かしているときは「まったく」動作音は聞こえません。深夜静寂の中で動かしているときは「かすかに」ファンの音が聞こえます。しかし、ファンの音よりもHDDの回転音(カリカリというヘッド移動音でなくてブーンという回転音)が耳につきます。これをなくすにはHDD自体を静かなものに取り替えるか密閉型HDDマウンタなどを使えばいいのかもしれません。贅沢ですが・・・
音自体、満足しすぎるくらい静かなのですが、このケースを見ているだけで安心感があるという精神的な満足感も大きいかも。「よかったなあ」ってしみじみ思います。
ちなみにCPU温度は前のPCは無負荷時45度だったのですが、今は30度と比較にならないくらい冷却性能も高いです。
■SSDの使い心地
CドライブをHDDからSSDに置き換えたわけですけど、使い心地としてどう変わったのでしょう。
まずWindowsの起動時間(「Windowsを起動しています」が表示されてからCPU使用率が0%になるまで)が旧PCでは1分30秒かかっていたのが40秒と約半分の時間に短縮されました。シャットダウンも速いです。今まではシャットダウンや再起動に時間がかかっていたのでそれなりの覚悟が必要でした。なのでシャットダウンでなくスタンバイ(スリープ)を使っていたのですが、今では躊躇なくシャットダウンができます。まさにあっという間に起動するという感じです。
ちなみにWindows 7はSSDであることを自動認識してくれているようで、デフラグのスケジューリングの対象からCドライブを自動的に外してくれていました。(SSDにデフラグは害あって一利なしです)
Windowsの起動だけでなくアプリケーションの起動ももちろん速いです。具体的な数値はないですが明らかにダブルクリック後の待ち時間が短いです。
■まとめ
「準備編」で書いた目標は次の3つでした。
①トレード検証をさらにパワーアップさせて走らせられること
②高性能だけどほとんど存在を感じさせないくらい静かなこと
③新しく作るだけのどこか魅力のあるポイントがあること
①と②は上で見てきたように満足するレベルで得られています。③の魅力あるポイントというのは見た目の存在感(ケース)、自分で構成・組み立てした満足感、思った以上のきびきび感といったあたりでしょうか。
準備編、購入編、組み立て編、使い心地編と読んでくださった方、どうもありがとうございました。以上でレポートを終わります。
コメント