ささやかな楽しみ、韓国時代劇

日曜夜9時にBS-Premiumで毎週放送されてきた『トンイ』がいよいよ来週で第60回の最終回を迎えます。

『チャングムの誓い』以来、イ・ビョンフン監督のドラマはずっと見てきましたが、どれもぐいぐいと惹きつけられる面白いドラマでした。最終回を迎えると「もう終わってしまうのか」ってがっかりとした気持ちになります。

イ・ビョンフン監督作品に限らず、韓国歴史ドラマに共通して言えるのは歴史的事実にこだわらず、徹底的にエンタテインメント作品として作っているというところだと思います。ドラマの構図を主人公(正義)対敵(悪)としてわかりやすく構成し、お互いの駆け引きをスリリングに展開させていくんです。各回の終わりも必ず主人公が窮地に立たされる場面で「どうする!」と思わせぶりに終わらせます。「ああ、次回が待ち遠しい」と思わせるんです。日本のドラマも昔はそういう作りが多かったけど、最近は1話ごとに区切りを付ける形がほとんどですね。

それと正義と悪の描き方のうまいこと。特に悪。周りを落とし入れることでしか自分を守ることができない人たちとして描かれます。そして自分を守るのは幸せではなく富と権力なのですね。かわいそうな人たちです。

一方、主人公は周囲を巻き込んでみんなが幸せになろうという考えで生きていきます。そして最後は正義が勝つという胸のすくラストというわけです。

ところでもうテレビで過去に何回も放映されていますが、『善徳(ソンドク)女王』も現在視聴中です。

こちらは1時間ものなのですが、なんと毎日放送されていて毎日見てます!

録画したものを見ていますのでCMをスキップしながら見ると約40分で見ることができます。仕事が終わって家に帰ると「ああ、今夜も善徳女王が見れる」とうきうきしちゃいます(笑)

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