東京散歩:103.東京探検『田園調布古墳群』

【多摩川沿いはいくつもの古墳が発見されており、田園調布古墳群とよばれる。コースでは古墳群を抜けた後、江戸時代の古道旧中原街道を歩く。ヒット曲で有名な桜坂にも寄り道。】所要:4時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より


今回のコースは古墳群を見て回りました。田園調布の住宅街のほど近くにこんなに古墳があったとは驚きました。


スタートは大井町線の九品仏駅。自由が丘のお隣です。


このあたりも環八あたりの台地から多摩川に向かって急勾配の地形が続いているところ。ここはすり鉢状の地形の底に学校が位置していました。通学が大変そう・・・


住所が世田谷区から大田区田園調布に変わりました。こんな坂道が続くところに瀟洒な住宅がたくさん並んでいます。


このあたり西岡さんという方が発掘調査したという古墳群が密集しているようですが、歩いていてもほとんどが住宅になっているのでそれとはわかりません。地形的に盛り上がっていることがわかる程度です。その中でこの階段のあたりは「西岡34号/浅間様古墳」といい、雰囲気が味わえるところでした。


坂の上からは多摩川越しに川崎方面の高層ビルが望めます。昔だったら富士見坂がひとつの情緒だったのでしょうが、現在はこういう景観もいいですね。


多摩川台公園の中にある古墳群はその形がよく観察できます。さすがに石室までは見ることはできませんが、多摩川を望むこの高台に立派な墓を作った古代の人々の気持ちも分かるような気がします。


案内板。


古墳資料館というのが公園の管理棟に併設されていました。そこに展示してあったこいつ、リアルでした。


多摩川沿いに出て東横線多摩川駅近くにある浅間神社もまた古墳の上に作られています。そこには展望台があって多摩川の風景を見渡せます。中央の鉄橋は東横線と目黒線です。


多摩川に別れを告げ、中原街道に沿って進みます。旧中原街道に入ると桜坂という坂道を通りました。福山雅治の歌の舞台になった(と言われている)坂です。この道は古代の街道なのでなかなか趣がありました。


環八を渡りゴールの雪が谷大塚駅、池上線です。

先週は目黒の坂道歩きだったのですが、今日はもっとハードな坂を上がったり降りたり、けっこう歩きました。有酸素運動としてはいいコースでしたね。14000歩。

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