雨の厳島神社、出雲大社の旅

先週末、かねてから計画していた2泊3日の中国地方へのツアー旅行に行ってきました。
新幹線で岡山へ行き、そこからバスで尾道、広島、宮島、出雲、大山、鳥取、そして岡山に戻るという4県にまたがった非常に移動距離の長い旅でした。


この3日間の特筆すべき事は、始めから終わりまで雨だったということ!おりしも九州に近づいていた台風(15号?)は、出雲大社を訪れていた2日目にまさに山陰を駆け抜けていきました。普通は台風の後は台風一過でいい天気になることが多いのですが、3日目も大雨の鳥取砂丘を歩くことに・・・

■バスの旅


岡山駅で迎えてくれたのは下電観光のバスでした。バスのツアー旅行も久しぶりでしたが、年が経つにつれて社内の乗り心地が良くなっていくのが分かります。移動距離が長かった今回のツアー、ほとんど疲れませんでした。


初日の座席は最前列! 眺めが良くていいですね。これは夕方の広島市内。

■厳島神社


1日目は尾道観光のあと広島市内のホテルで1泊。2日目はフェリーで宮島へ移動し厳島神社を参拝しました。訪れたときは干潮でしたが、満潮の時はもっと幻想的なのでしょう。


この鳥居、地面に自重で立っているそうです。って、ガイドのおばさんが教えてくれました。


一番気に入ったのがこの狛犬。凜々しい!尻尾といい、手足の逆立っている毛並みといい、強そうです。

■雨の出雲大社


宮島から3時間ほどかけてバスで日本海側へ移動。雨足が猛烈に強くなってきました。神楽殿のしめ縄が一番巨大だったけど、この拝殿のしめ縄も立派なもの。いろいろな縁をありがとう、とお参りしました。ちなみに通常の神社と異なり、2礼4拍手1礼という作法のようです。

■足立美術館


2日目は厳島神社~出雲大社と周り、最後が足立美術館。絵画は横山大観を中心に展示されているのですが、なんといっても日本庭園が有名です。これは喫茶室から眺めた庭園で、庭の後方に小高い山が借景として見事に位置しています。おまけに滝まで流れていますが、この借景用に美術館の開館時間だけ人工の滝を流しているとのこと。
美術品はあまりぴんときませんでした。

■白兎神社と鳥取砂丘


3日目は鳥取です。まず因幡の白ウサギで有名な白兎海岸と白兎神社へ。これはバスの車窓から撮ったのですが、この島(隠岐の島)からウサギはワニ鮫をだましてこちらの海岸へ渡ろうとしたとのことです。


白兎神社の境内に砂の彫刻がありました。さすが鳥取。題材はもちろん大国主命とやがみひめ、それにうさぎ。


さて、鳥取市内の鳥取砂丘へ。雨足はさらに強くなり「こんなときに砂の上を歩かなくても」とはおもったのですが、休憩所には無料貸し出しの長靴と傘があり、それを利用して嵐の鳥取砂丘へ繰り出しましたよ。向こう側に見えるのが通称「馬の背」。あそこまで行きました!昔読んだ安部公房の「砂の女」をイメージしてたのですが、あれは山形の庄内砂丘がモデルなんですってね。

■おいしいもの


旅といえばやはりおいしいものでしょう。今回一番良かったのは広島風お好み焼き。お好み焼きというよりも焼きそばを肉などの具材と皮で挟んで焼き上げたもの、という食べ物。まあソース焼きそばが好きだったらこれはまず飛び上がるほど美味しいと感じるはずです。
このほかにネギ焼きや五右衛門巻きなるものをいただきました。


行ったのは広島駅前の福屋というデパートの飲食店街にあった五右衛門っていうお好み焼き屋さん。食事後、集合時間まで間があったので一つ下の階の書店をうろついたのですが、ここも落ち着いた雰囲気の蔵書数も膨大な書店でした。なかなかいいですね、広島。


広島での宿泊はグランドプリンスホテル広島。翌朝のバイキング朝食はこんな感じで、眼前に広がる海と島々を眺めながらおいしくいただきました。コーヒーはテイクアウトできるのがよかった。


で、厳島神社~出雲神社への長い移動中に車内でお弁当の昼食。瀬戸の彩り弁当というこいつ、9つに区切られていて、四隅におこわやあなご飯などを配し、さまざまなおかずとともに楽しめました。


足立美術館の喫茶室。ゆったりとしたソファで絵画のような日本庭園を眺めながらコーヒーをいただきました。1杯1000円というのはちょっと抵抗があったけど、優雅な気分になれたのは確か。ちなみにスプーンの横にある黒い棒は炭の棒とのこと。これでコーヒーを攪拌するとなんとか・・・って説明を受けたけど・・・使わなかった。

■おまけ


鳥取から岡山へ戻る車中、添乗員さんからあちこちでいただいたものがあるのでじゃんけん大会で勝った人に差し上げますと。
なんと私3回連続で勝ち、40名近い中から一位になってしまいました。いただいたのが、鳥取砂丘のカレーせんべい。何で砂丘のカレーなのかわかりませんが、ゲットできてうれしい思い出になりました。

■おわりに
久しぶりのバスツアーでした。大勢で動き回るのでうっとうしい面があるのは確かですが、すべておまかせのお気楽さ、現地でガイドさんが説明してくれたりといった楽しさもあります。予想は年配の人たちが多いのかなと思っていたのですが、いろいろな年代の方々が、夫婦や親子、友人と思われるグループで参加していました。女性が多いですね。
また、今回阪急交通社を利用したのですが、やはりツアーは安く上げることができるのが大きな魅力です。普通に新幹線で広島往復しただけでも3万5千円はかかるのに、2泊の宿泊代、各施設の入場料などもろもろ含めて4万円台で済むのですから。また時々はツアーに参加してみたいと思います。

コメント

  1. め~ぷ より:

    出雲大社行ってみたいです!!! 広島から縦断したんですね。バスでも遠いでしょうね。むかーし伯備線で途中までですが山奥へ入っていったことがあります。バスって手もあるんですね。

  2. ブライアン より:

    今回は強行ツアーだったのですが、出雲大社以外にもパワースポットがたくさんあるようですので、じっくりと出雲を訪ねるのもいいですね。
    バスでの移動中、天候もあったのですが、山に次ぐ山にもやがかかり、まさに神々の里という雰囲気でした。中国地方の山奥、はんぱないです!

  3. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

  4. ブライアン より:

    ありがとうございます。またいらしてください!