東海道53次ウォーク 第15-2回<丸子宿~岡部宿>


今回の2日間のコースは府中宿から岡部宿まで。


2日目の今日は丸子宿から岡部宿まで歩いた。途中で宇津ノ谷峠越えがある。

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宿からスタート地点の丁子屋前まで歩く途中に黄色い花をつけている木があちこちにあるのが目に止まった。不思議な形の花である。葉っぱはない。

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丸子橋まで来たところで木の名前が判明した。「イペー」というらしい。宇津ノ谷峠に至るあちこちで見かけたので、丸子周辺ではいわれがあるのかもしれない。ちなみにこの花はブラジルの国花らしい。言われてみれば黄色とブラジルは結びつく。

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丸子橋を渡るとすぐに高札場跡。御触れの看板が再現してあり、ずいぶん厳しい内容が書いてある。

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しばらく歩くと丸子紅茶の看板が。すでに江戸時代に紅茶が栽培されていたとのこと。

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そして宇津ノ谷峠の麓まで来たところで道の駅に立ち寄り。ちなみに道路右側に休憩所があるのだが、こちらは下り線。宇津ノ谷トンネルを抜けた藤枝川に上り線の休憩所があり、そちらにも峠を超えたあと立ち寄る予定。

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道の駅の横に「つたの細道」と書かれた看板がある。東海道が整備される前の平安時代から歩かれていた宇津ノ谷超えのルートはこちら。

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トンネルの入口が2つ並んでいるが右側が昭和になって掘られた国道1号線のトンネル。左側が平成になって掘られた4車線化のための下り専用トンネル。ちなみに右手の方に登っていくと宇津ノ谷集落があり、明治に掘られたレンガ造りのトンネルおよび大正時代に掘られた現在も供用されているトンネルの計4本のトンネルがある。ちなみに今日歩くのはトンネルがない時代の江戸時代の旧東海道ルートだ。

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宇津ノ谷集落は路面がカラーの石畳になっている。町並みも古い建物が多く、丸子宿のように屋号の看板が掲示してある。

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その先に階段がある。とても趣があり、タイムスリップしたように気分だ。

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明治のトンネルなどのルートと分かれて山奥に入っていくルートを歩く。じめじめした感じの山道を抜けると日の当たる道に出てくる。しかし、峠はまだ続く。

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数十メートル登るとやっと峠のいただきに到達。つい、バンザイと叫びたくなる。

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あとは岡部側に一気に下るだけだ。

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そして先程の道の駅にあった「つたの細道」の岡部側の道路と合流。

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宇津ノ谷峠道の駅岡部側の上り線休憩場でおつかれ休憩。

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ほどなく岡部宿に到着だ。「柏屋」(かしばや)という大きな旅籠がそのまま残っていて国の文化財になっている。有料で中を見学でき資料館などの併設されているようだが、残念ながら今日はお休みだった。隣は公園になっていて、こちらは本陣跡。

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「岡部宿柏屋前」というバス停でゴールとする。

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藤枝駅から静岡駅まで結んでいるしずてつジャストラインのバスで静岡駅まで戻った。ほぼ2日間歩いたコースを辿って静岡駅まで行くので、車窓からの見覚えのある風景を楽しみながらの乗車だった。料金は570円。

距離はおよそ8kmだったが、峠越えもあり、また、昨日から残っている疲れもあり、このくらいにしておいて妥当だった。

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