私のPC遍歴(その2) DOS/V時代~自作機時代

(この投稿は以前投稿した記事を加筆訂正したものです)

1993年(38歳) Sofmap DOS/V機

ここでいよいよ9801とは決別していわゆるIBM互換機、DOS/V機に移りました。この辺の経緯は長い文章にまとめてあったものが今回の写真発掘で見つかりましたので、この後の記事で公開します。
最初に手に入れたのはSofmapが企画制作(実際はアメリカから輸入していたみたい)していたDOS/V機です。

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DOS/V機で一番やりたかったのがGravis Ultrasoundというサウンドカードで遊ぶことです。今までの9801ではPSGとかFM音源とかお仕着せの音色しか出せませんでしたが、Ultrasoundではソフトで音色データをロードすることによりサンプリングされた音色を再生することが可能でした。その辺の顛末はこの後の記事の当時の文章に詳しく載っています。

・1992年の記録「DOS/V導入記」【長文】

1994年(39歳) Gateway2000

Sofmap機を1年で手放して購入したのがGateway2000というマシンです。巨大なタワー型ケースに高性能を詰め込んだマシンでした。

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拡張ドライブには光媒体やサウンド関係のコントローラなど、いろいろ入っています。

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このキーボードはすごくしっかりしていて、ずいぶんと使わせてもらいました。本体にもモニタにもキーボードにも(マウスパッドにも)Gatewayというロゴが誇らしげに刻印されています。
上に乗っているプリンタはHPのインクジェット機だと思います。前面給紙が当時としては斬新でした。隣にはスキャナも置いてありますね。

2002年(47歳) SONY VAIO

実はGateway2000の後にFUJITSUのFMVシリーズを購入しているはずなのですが写真が出てきませんでした。記憶も定かではありません。
そして次に購入したのがSONYのVAIO。型番は忘れましたが、ミュージックPCというようなタイトルで発売されたと思います。

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ミニタワー型の本体には普通のPCとは少し違うしかけがしてあります。まず音楽MDドライブが内蔵されていて、MDの再生や録音が行えました。それと内部の一番底の部分にはアナログオーディオアンプが内蔵されており、モニタの両側においてあるこれもセットのブックシェルフ型スピーカーを直接ドライブして音を鳴らしていました。
上に乗っているプリンタはHPの複合機です。今でこそほとんどの家庭用プリンタが複合機になっていますが、当時はHP製が先駆的だったと思います。

2003年(48歳) 自作タワー機

この頃私は門前仲町に暮らしていました。秋葉原もすぐに行くことができ、あれこれと部品を物色して組み立てたのがこの1台です。

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外見上は特にここと言って見るところがないですが、たぶんCPUの性能を上げたくて組み直したのだと思います。

2004年(49歳) 自作ベアボーンキューブ型

こちらはいわゆるキューブ型と言われるケースに身を包んだ高性能マシンです。

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モニタは15インチなのですが解像度がUXGA(1600×1200)というもので、細かい表示が行えるもののとても目が疲れました。

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キーボードに注目。これはPFUのHappy Hacking Keyboard小型でとても手になじみプログラミングなどで文字を連打するにはとても使いやすいものでした。
こちらに記事を書いています。
・Happy Hacking Keyboard

2005年(50歳) NEC LavieGRX Type L

この頃になるとモバイル通信のインフラも整ってきて、リーズナブルに外出先から実用的な通信を行えるようになってきました。それで主に帰省時にもインターネットがしたいという思いからPCを高性能かつ持ち運びが容易なもの、という基準で選んでこのNEC機にしました。

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これには少し苦い思い出があり、NECダイレクトによるカスタマイズ注文だったのですが、注文した後よく確認してみるとDVDコンボドライブだったことに気がつきました。DVDの書き込みも行いたかったのでNECにすぐに連絡すると発注後の変更は受けられないとのこと。がっくりきたことを覚えています。マシン自体はとてもスマートで高性能。2Kgほどの重量がありましたが、結構持ち運んでいました。
AUのモバイル環境についてはこちらに記事を書いています。
・AUのPacketWINシングルサービス導入

2006年(51歳) EPSON DIRECT Endeavor Pro4000

自宅のワークスペースもこんなにグレードアップして、それに合わせてそろえたマシンがEPSON DIRECT Endeavor Pro4000です。ずっしりと重いタワー型でワークテーブルの下に配置しました。

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モニターはナナオ(EIZO)製。モニタの両脇にはBOSEのスピーカーを置き、当時としてはめずらしかったUSBサウンドプロセッサー(ONKYO製)で鳴らしていました。

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このマシンも結構使いましたが、最後にはかなりファンの音がうるさくなりました。今思えば単にほこりがたまっていただけだと思うのですが、この頃はそれを理由にマシンの入れ替えを考えていました。

2008年(53歳) FUJITSU FMV-BIBLO MGB75

このノートはPro4000と平行して、外出用に購入したものです。

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FUJITSUのビジネス向けスタンダードノートでこれといった特色がないのが使いやすかった。OSはVistaですね。

2010年(55歳) 自作巨大ケース機

Pro4000の騒音を契機に入れ替えを考え始めたわけですが、そのファンの騒音を極限まで抑えた高性能機にしたくて、自作することにしました。それがこの底面に巨大な3つのファンを備えた巨大ケース機です。

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ケースが巨大な割にドライブはSSDで見えないところにちょこんと取り付けてある。あとバックアップ用にHDDも入れていましたが。

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ケースの上部には空気を排出するためのファンがあり、底面の3つのファンで吸い込んだ冷たい空気を上部から排出するという空冷でした。高性能CPUや GPUを取り付けていても熱でファンがフル回転すると言うことがなく、非常にゆっくりした回転でとても静かでした。
詳細はこちらで記事にしています。

2011年(56歳) Faithのノート

そんな満足感にあふれる自作高性能超静粛マシンでしたが、環境の変化から手放してまたノートにすることとしました。
考えたのは性能と画面解像度に妥協しないこと。それで選んだのがパソコンショップのFaithが販売していたノートPCです。

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1920×1080という解像度。Core i7、SSD搭載という構成。ただしWindowsは付属せず。自分でパッケージを持っていたのでそれをインストールします。SSDも当初搭載されていたHDDを自分で換装したのでWindowsインストールは最初から行う必要がありました。
これは5年ほど毎日毎日使いました。非常によく働いてくれてOSも、7(64bit)→7(32bit)→8(32bit)→7(32bit)→10(32bit)と何回となく入れ替えました。


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