アマチュア ジャズ フェスティバル イン 見附

11月3日、文化の日。見附市のアルカディアホールで行われたジャズコンサートを聴いてきた。


この催しは現在新潟県で開催されている国民文化祭・にいがた2019の一環として開催されたとのことで、主催のトップに文化庁となっている。


ジャズ@アルカディアの演奏を初めて聴ける楽しみもありチケットを購入した。
13:30開演で終演が19:15とのこと、長丁場のコンサートだ。


第1組は「Appetite 4 Jass」というGt,Tp,B,Drというカルテット。とても本格的だ。
第2組は「A-out」。こちらはGt,A.Sax,B,Drというカルテット。ご本人も話してらしたけど、ジャズというよりもロックという雰囲気の演奏。私的にはかなり退屈。


第3組は「ナタリー石田 with Friends」。ボーカルの石田さんにBとPfというトリオ。実は今日の数ある演奏の中で一番楽しめたグループだった。ナタリー石田さんはジャズ専門ということではないとのことだけど、「いろいろな名曲をジャジーに」というテーマで構成されたステージは最高だった。スタンダードあり、演歌あり、映画音楽あり、ポップスあり、フォークソングありと、あらゆる曲をジャズチックにとても魅力的に聴かせてくれた。石田さんの歌はもちろんうまかったけど、ピアノの池田知華子さんがとてもジャジーな雰囲気を構築していたと思う。今調べてみたら新潟市で音楽活動やレッスンを行っていられるようだ。
第4組は「椎名豊 Special session」ということで、プロのミュージシャンの皆さんによるセッション。
これはさすがというほかない。


第5組は「Jazz@Arcadia Orchestra」。アルカディアを拠点に活動しているジャズオーケストラ。
本日初めて聴かせてもらったけど、プロのプレーヤーが合流しているとはいえ、なかなかのアンサンブルとノリで聴かせてくれた。中学生からシニアの方まで参加している。
地元で音楽活動を行っている方々に接すると勇気が湧いてくる。アルカディア少年少女合唱団、アルカディア混声合唱団、見附市吹奏楽団、各中学校の吹奏楽部、それに今回のJazz@Arcadia Orchestraといろいろと演奏を聴かせてもらっているけど、何より人口4万人のこの地方都市でこれだけの音楽活動が行われていることに敬意を表したいと思う。


最後になるけどおなじみボーカルの吉田睦さんも大活躍。
ナタリー石田さんのトリオにビリー・ジョエルの曲で参加、椎名豊Special sessionにセロニアス・モンクとオリジナル曲「ステキ」で参加、Jazz@Arcadiaにデュークエリントン・メドレーで参加していた。とても存在感がある。彼女の歌ごえが入るだけでパッと世界観が変わってしまう。ジャズのノリもうまいけど、どちらかというとミュージカルにぴったりという歌ごえだと思う。

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