40歳からのピアノ入門

Piano40

 最近ピアノを始めたこともあって、山野楽器に楽譜を物色しにいったときに平積みされていたこの本を購入した。ちなみに私は50歳を過ぎているが、一応40歳以上ということで。

 著者の言いたいことは、『楽譜通りに弾けなくて挫折するよりも、コード奏法で自分なりに音楽を作りながら楽しくピアノを弾きましょう』ということだ。それともう一つ、せっかく弾けるようになるのだから、もっともっと人前で弾く機会を作って、さらに楽しもうということだ。

 コード奏法については、これは楽譜を読める読めないにかかわらずできた方が楽しいし、またできるべきだと思う。だけどただコードを理解して覚えればいいというだけではなくて、自分で音楽を創造する力が必要だ。いわば右脳フル回転の演奏が必要だ。

 私はギターを弾いていたときもそうだったけど、これがほんとに苦手だった。創造性がないんだろうな。楽譜に書いてないとだめなのだ。だからこの本の言わんとしていることはよくわかるけど、自分にはかなり難しいと思う。だけど、ピアノに慣れてきたらコードを見て演奏するという力を付けていきたいと思う。

 また、人前で演奏すると言うことだけど、これもその通りだと思う。ガチガチに緊張するけど、自分の演奏を人に聴いてもらえた時の喜びは何者にも代え難い。できるだけそういう機会を作っていった方が演奏する楽しみも倍加する。

 けど、この本の著者はライブバーなどいろいろなところで演奏する機会を得ている。普通の人は習っている教室などの発表会がせいぜいだろうと思う。だけどやる気さえあればいろいろなコネクションで場を開拓できるのかもしれない。

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