落語家とゆくなにわ探検クルーズ

押尾コータローのツアーコンサート初日を聴いた翌日、29日にかねてから乗りたかった「落語家とゆくなにわ探検クルーズ」を体験しました。

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これは、大阪市内の川を巡るクルーズなのですが、落語家さんが案内をしてくれるという企画です。

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 なんば近くの湊町リバープレイスの船着き場から出発します。

 案内してくださる落語家は桂ひろばさんでした。NHKの朝ドラ「ちりとてちん」ですっかりおなじみの桂吉弥さんの兄弟弟子の方です。吉弥さんも以前はクルーズで案内役をやっていたことがあるそうですが、「忙しくなると船には乗らなくなるんですよ」というひろばさんの弁でした。

 船はかなりひらべったいですが、こんなに背丈の低いのにはわけがあります。途中いくつもの橋をくぐるのですが、水面から橋までの高さが非常に低いのです。

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 客室の天井は写真のように電動折りたたみ式になっていて、今回のように天気の良い暖かい日はオープンになります。しかし、ところどころ低い橋をくぐるときはその都度天井が折りたたまれます。

 ちなみにこの写真は道頓堀川水門に入るときなのですが、船がこの水門に入ると後ろ側の門が閉じて、水面が数十センチ下がります。道頓堀と木津川との水面差を調整するのだそうです。パナマ運河のようですね。

 また、ここで初めて天井が開いたときに桂ひろばさんが「今日一番のメインイベントです!」と案内したと思ったら、サンダーバードのテーマが鳴り響き、天井が開いていきました!サンダーバード2号をほうふつとさせます。こういうしゃれは大阪ならではですね。

 クルーズコースは道頓堀川水門を出ると京セラドームを左手に見ながら木津川を進み、堂島川に出ます。右に中之島、左に北新地を見ながら桜がちらほらと見えてきました。

 通常のクルーズコースは中之島公園を右手にぐるりとまわり東横堀側に入っていくのですが、今回は桜の季節ということで造幣局のある桜之宮公園まで船は進んでいきます。両岸は桜が五分咲きくらいでしたが、ちょうど暖かい日の週末にあたり多くの人で賑わっていました。

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 Uターンして東横堀川水門に入り今度は水面を上げます。まもなく道頓堀川に入り、両岸には人があふれ、派手な大きな看板が迫ってきます。グリコの看板をしたから見上げるとこんなです。

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 湊町船着き場に到着です。1時間45分の楽しい旅でした。ひろばさんの飽きさせないお話と五分咲きの桜、川面から見るたくさんの橋や歴史建造物など、非常に満足でした。大阪を観光する人にはとてもおすすめです。

 桟橋に降りてから、おみやげに買ったクルーズ特製手ぬぐいにひろばさんからサインをしていただきました。

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 この後、天王寺からチンチン電車(阪堺線上町線)に乗って住吉大社にお参りし、ホテルへと戻りました。1ヶ月前から予約していたんだけど天気が良くて良かった!

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