映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』

気になっていた映画『ラフマニノフ ある愛の調べ』を銀座テアトルシネマで見てきました。4月から上映していたのですが、いよいよ来週の金曜(20日)までということで、駆け込みで見に行きました。

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ラフマニノフはピアノ協奏曲第2番が一番有名ですが、この映画もこの曲をメインに使っています。冒頭ではアメリカに亡命した彼がスタインウェイの後ろ盾で開催したコンサートの成功を描いています。

この映画はスタインウェイとラフマニノフの蜜月が大きくとりあげられており、ラフマニノフがアメリカで創作活動が停滞していたのはスタインウェイのせい、みたいな表現になっています。そしてそれを精神面で支えた妻のナターシャ、キーアイテムのライラックの花。

たぶんピアノやラフマニノフに興味のない人が見てもあまり面白くないかもしれないですね。でも少しでもピアノに関わっている人ならとても面白いと思います。ラフマニノフが精神不安定となったある出来事、そこからの回復、アメリカへの亡命、それらに関わって彼をささえる3人の女性・・・

使われていたピアノはスタインウェイがほとんどだったのですが、アメリカの初コンサート直前の彼の部屋に置いてあったピアノはベヒシュタインでした。そのほかのメーカーのみいくつか出てきたような(あまり詳しくないので)。

ピアノ好きの方でまだ見ていられない方がいたら、あと一週間ですよ。

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