写楽 ~幻の肉筆画~

江戸時代の浮世絵師、写楽が版画でなく筆で直接書いた浮世絵が、昨年ギリシャで発見されました。アジア美術の収集家グレゴリオス・マノスというギリシャ人が所有していたものが昨年の調査で発見されたということです。

写楽以外にも歌麿、北斎、狩野探幽などの絵もたくさん所蔵されていたそうで、それらを両国の東京江戸博物館で展示しています。

今日、見に行ってきました。

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・公式サイト
http://sharaku.exh.jp/

その写楽の絵とは扇子に書かれた歌舞伎の一場面の絵です。上のパンフレットがその絵の一部なんですけど、とっても色彩が豊かです。

写楽以外にも様々な作品が展示されていましたが、舞台の一場面というシチュエーションが多かったですね。役者さんからたのまれて絵にしたというものもあるようです。

狩野探幽などの本格的な屏風絵などもすばらしかったのですが、今回は庶民の生活を描写したような現代でいうとマンガみたいな絵もたくさんあり、幸せそうな江戸庶民の様子が伝わってきました。鎖国で戦争もないという平和な時代だったのですね。

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