パク・キュヒギター・リサイタル

HAKJU HALLでパク・キュヒ ギター・リサイタルを聴いてきました。

プログラムは以下の通りです。

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・スカルラッティ:ソナタK178、K14
・ファリャ「漁夫の物語」「狐火の歌」「粉屋の踊り」
・トローバ:ソナチネ
・タレガ:グラン・ホタ
・バークリー:ソナチネ
・リョベート:アメリアの遺言/盗賊の歌/聖母の御子/クリスマスの夜
・アルベニス:カタルーニャ奇想曲/アストゥリアス
・バリオス:森に夢見る
(アンコール)タレガ:アルハンブラの思い出/ディアンス:タンゴ・アンスカイ
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最近リリースされたCD「スペインの旅」に入っている曲を中心に構成されています。

彼女の演奏はNHK-BSのクラシック倶楽部で放送されたリサイタルの模様を見ていますが、生で聴くのは初めてでした。

とても端正で優しい歌がきこえてくる演奏だったと思います。顔立ちもかわいいですが、演奏はとても美しい。プログラムに濱田滋郎さんの文章が載っていて「天から特製の手指を送られたアーティスト」と書かれていますがまさにその通りだと感じました。

端正な演奏というとバルエコが大好きなんですが、彼に並ぶようなギタリストだと思います。

今日の演奏の中ではスカルラッティの2曲がとてもよかった。まるでギターのために書かれたかのような素晴らしい演奏でした。

それと最後の「森に夢見る」はもう完全にパク・キュヒの音楽になっていました。あの繊細なトレモロはどうやったら出せるのでしょう。

HAKUJU HALLはとても落ち着いた雰囲気のホールでしたが、席が後方だったせいか音量としては少し物足りなさを感じました。東京文化会館小ホールのようにステージと客席が近いといいんだけど。欲を言えばサロンコンサートのような雰囲気で近くで聴いてみたいな。

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