タレガ・ギターカルテット

12月10日、東京文化会館小ホールで開催された「タレガ・ギターカルテット」演奏会を聴いてきた。

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東京文化会館は上野駅公園口の改札を出ると道路を挟んですぐ向かい側にあり、上野公園の入り口に位置する。
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この日はタレガ・ギターカルテットの他に大ホールでも来日オーケストラの公演が開催されていて大勢の人が訪れていた。
人気のギタリスト朴葵姫(パク・キュヒ)を中心に、松田弦、徳永真一郎、岡本拓也の4人でロサンゼルス・ギターカルテット風の四重奏で演奏された。
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朴葵姫と岡本拓也はウィーン留学、松田弦と徳永真一郎はフランス留学ということで、二人ずつ組んで二重奏も披露された。
とても繊細な音作りがされていた。4本のギターが同時に音を出すと粒が乱れたり、音がミックスされたりで雑多な印象がぬぐえないと思っていたのだが、一人ひとりの音色が右から左から立体的に聴こえ、美しい音楽を作り上げていた。
さらに一人ひとりの音色がそれぞれ個性があり、それらを感じるだけでも楽しかった。
全体の音量はとても抑制されていて、音ひとつひとつが大切なものとして響いていたように思う。
アンコールはカルメンの前奏曲、4人が一人ずつラ・グリマ、アデリータ、マリエータ、アルハンブラの思い出をリレーで演奏。その後4人でグラン・ホタと楽しませてくれた。
「タレガ」の名前を冠しているものね、タレガの曲を聴かせてくれなきゃ。

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