都響プロムナードコンサートNo.382

今年度の都響プロムナードコンサートの初回を聴いてきた。

会場はいつものようにサントリーホール。

ホワイエにこんな花が飾られていた。今までコンサートに来て、ソリストへの花が飾られていたのって初めてな気がする。

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指揮/アンドリュー・リットン
ヴァイオリン/三浦文彰
東京都交響楽団(コンサートマスター:矢部達哉)
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ロウ(コウレッジ編曲): ミュージカル「マイ・フェア・レディ」序曲
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
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ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95《新世界より》
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今年のプロムナードコンサートは「五大陸音楽めぐり」というテーマで5回に渡って開催される。
今日はその第1回目「アメリカでのヨーロッパ生まれの作曲家」。
1曲目のマイ・フェア・レディを作曲したのはベルリン生まれのロウ。
このミュージカルの名曲をシンフォニックな演奏で聴けて感涙ものだった。サントリーホールにおえる都響のシンフォニックな響きは、過度にならず、でもダイナミックに太い音がする。こういうミュージカル曲を聴くとそれがぴったりはまる。
実は今年のピアノのテーマは「映画音楽」にしている。今日、「マイ・フェア・レディ」を聴いて「君住む街かど」「踊り明かそう」を弾こうと決めた。

2曲目はブルノ生まれのコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。
カミさんが三浦文彰の演奏をべた褒めだった。
アンコールはパガニーニの初めて聞く変奏曲「ネル・コル・ピウによる主題と変奏」から。


そして、ご存知ドヴォルザークの新世界より。とても引き締まった魅力的な演奏だった。
考えてみると都響を聴くようになったのは、調布シリーズのコンサートで新世界を聴いたのがきっかけだった。
改めて今日聞いてみたら、すごく胴に入っている。みんなのっているというか、安定しているというか、素敵な演奏だった。

前にも書いたことがあるような気がするけど、この曲をコンサートで聴く時は注目する奏者が二人いる。一人はチューバ、一人はパーカッションだ。
こんなにダイナミックな曲想満載の曲なのに、チューバが出てくるのは第2楽章の冒頭と最後の弱音での金管コラールの部分だけ。第1楽章の終わりころになるとおもむろにチューバを構えて、唇や管の温度など入念な準備を始める。けなげだ。
打楽器奏者はもちろん第4楽章の弱音のシンバル。シンバルが出てくるのはここ1か所だけ。やはりしばらく前からこの一発のためにシンバルを持って待ち構えている。シャーンと小さく響かせた後は、しばらく胸の前で余韻を感じているようだ。
でも今日気づいたのだけど、打楽器奏者の方はシンバルだけでなく、第3楽章で大活躍するトライアングルも担当していた。なのでそんなにシリアスに考える必要ななかったようだ。

今日はコンサートに行く前に、牛込神楽坂の紅茶専門店「The Tea Tokyo」に寄ってきました。
このお店はたくさんのフレーバーティーを提供している。

何種類かのフレーバーティーを少しずつ楽しめる「MLESNA ティーフリー 」とサンドイッチを注文。
店内は11時の開店時から満席で30分ほど待った。そしてお客さんを見てみると「女子」が9割以上!おじいちゃんは私だけだった。少し居心地が悪かった。

コメント

  1. DEKOPE より:

    紅茶専門店って、すごく珍しいですね。 ちょっと、検索してみたら、さすが東京!!何店舗かあるのですねえ。。。カフェインアレルギーになってしまってから、デカフェしか飲めないんですけど、 昔、昔、小田急デパート新宿店にあった、マリアージュフレールで買った紅茶の缶だけは、今でも使ってますw

  2. ブライアン より:

    カフェインアレルギーですか、私には想像できないです。

    もっとも私はここ数年、アルコール耐性が急激に落ちてきて、お酒はたしなむ程度という状態に変わってきましたが、それはそれなりに楽しさがあります。

    カフェインも同じような感じなのかもしれないですね。