「刈谷田川の舟運と近世の流通」展

みつけ伝承館で開催されている「刈谷田川の舟運と近世の流通」展を見てきた。


見附の歴史の中でも刈谷田川に関することには興味がある。
この展示会はその刈谷田川の舟運による流通が賑わっていた頃のことを展示した企画。

見附や今町のどの地点に船着き場があったのか、どういうルートで流通が行われていたのか、何が流通にのっていたのか、などを概ね知ることができた。
特に新潟まで、刈谷田川で信濃川まで出たらそこを横切りすぐに中之口川に入って大野で再び刈谷田川に出るというルートだったということは面白かった。てっきり信濃川をずっと新潟まで行くのではないかと思っていた。また、刈谷田川と中之口川は、信濃川を挟んでほぼ交差する位置関係にあるという新しい発見もした。

欲を言えば、青磁器などの展示はいらないので、その分、もっと詳細な展示になるとよかったと思う。
たとえば、各船着場周辺の模様、もっとたくさんの図や写真、産品の詳細な紹介など、なかなか資料も少ないのかもしれないけど、少し消化不良な感じもした。

いろいろな切り口で見附の歴史を紹介してくれているので、将来も楽しみだ。

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