『免疫革命』読了

著者の安保徹氏は新潟大学医学部教授だった方で4年前に亡くなられた。

西洋医学による対処療法的な治療では身体を健康にすることは難しく、人体に備わっている免疫の力を引き出してこそ根本的な治癒が手に入る、という論旨だ。

この論旨から、社会の医療システムに疑問を投げかけていることが言える。

まず人が病気になるメカニズムを免疫、白血球の働きから説明している。そして、これがわかれば当然病気を無くすることも免疫、白血球の働きで可能になると説いている。

体の異常に対する対処療法的な処置は必要な場面が多いが、慢性的な不調の治療、アトピーやガンなどを根本から治癒させるには、免疫を有効に働かせれなければいけない。そうすれば必ず良くなっていく。

白血球には顆粒球とリンパ球があるが、それらの役割、自律神経によるバランスのとり方が免疫理解の肝になる。

私は健康に長生きするためにはできるだけ現代医療に頼らない生き方が有効だと思っており、この安保さんの本は大きな勇気を与えてくれた。

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