安原晃氏特別講演会

見附市「ふぁみりあ」で「~心に灯りを~コロナ禍の人生を共に生きる」と題して、安原晃氏の講演会があり、聴いてきた。
会場には30名ほどの方々が詰めかけていた。

安原晃氏は長岡市来迎寺の安淨寺の住職。真宗大谷派宗務総長を務められた方。
会場に入られる時の姿は杖を突き腰を曲げたままゆっくりと歩まれて入ってこられた。乙氏は88歳とのこと。
しかし、お話を始められてびっくりした。その外見とは裏腹にエネルギー溢れ、張りのある、とても元気な声だった。

お話は、こんなテーマだった。
現代の人たちは「感ずる」ことをもっと大切に生きた方が良い。知識や情報だけで考え、判断すると、コロナ禍も恐怖ばかりが先行しなかなかうまく生きることができない。「感ずる」ことを大切にし、コロナに打ち勝つのではなく、コロナと共に生きるのが日本人に最もあった生き方だ。

安原氏は高浜虚子の直接の教えも受けた俳句の人。俳句は季題を中心に、季節、人生、世界を詠む。「感ずる」ことを通して物事を掘り下げていくことができるということだ。

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