山口卓朗著『ファンが増える!文章術』を読了した。
文章の書き方について書いてある書籍は数多いが、「ファンが増える」というような観点で銘打っているものは珍しいと思う。「ファン」というのはフェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどのSNSでの投稿を想定しているからだ。あるいはこの禿山の一夜のようなブログもそう。
全体の構成
「らしさ」を発信して人生を展開する
SNSで文章を投稿してもなかなか反響がない、あるいは恥ずかしい、など、苦手意識を持っている原因は、「らしさ」が出ていないからだという。
「らしさ3要素」
- 好きである
- 得意である
- 喜びを感じる
これらを意識し実践することで自分らしさが出る文章が書ける。
意外と知らない自分らしさ
自分らしさがなかなか見つけられない、あるいは気がつかない人の対処方法。
唯一無二の「テーマ」で読者をひきつける
実際にSNSに投稿する時にらしさが光るテーマを見つけよう。
「らしさ」が輝く、愛される文章術
ここで初めて文章を書くための具体的な技術が登場。言葉の使い方、書き出し方法、感情に語りかける文章などを学んでいく。
「共感」と「信用」でファンが増える!
書き手と読み手が共鳴し合うと文章を越えて、コミュニケーションやビジネスなどにつながっていく。
感想
「文章術」となっているが、コミュニケーション、生き方などに拡張して適用してもよい内容になっている。自分らしさを考え、それを相手にに伝え、できれば貢献し、喜んで頂き、共感しあう。このような考え方、生き方は素敵だと思う。
私がパソコン、スマホなどで地域の皆さんに貢献できているのも、まずは自分らしさとは何だろうというところから考え、得意なこと、好きなこと、ワクワクすることがこれだったということだと思う。現在の自分をも後押ししてくれる一冊だった。
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