三国街道仲通りを歩く。第5日目はいよいよ阿賀野川を渡り、水原、笹神、月岡温泉へと進む。ちなみになぜ月岡温泉をゴールとしたかというと、帰りの交通機関の都合。月岡温泉からJR白新線豊栄駅までシャトルバスが出ているので、それを利用したいため。
全長は約19km。時速4kmだと5時間かかることになる。さてシャトルバスは11時ちょうど発。まにあうだろうか。(これを逃すと午後3時までバスはない)
阿賀野川~分田宿~中潟
阿賀野川の土手の道路から集落に下りてゆく。
見附、三条、加茂あたりは水田の向こうに見える山並みは弥彦山が中心だったが、阿賀野川を越えると、行く手には菅名岳が視界に入ってくる。
最初は水田や畑、酪農などの環境だったが、だんだんと家が増えてきた。ここはクランク状に進み、分田集落の中心に入っていく。
分田は宿のあった町で、現在でも強く面影を感じる街並みが残っている。
「水原町教育委員会」の解説板。三国街道仲通りと分田宿について解説されている。
民家の塀に瓦で装飾がされていて、猫の置物も瓦で作られていた。そういえば近辺の安田は瓦の産地。
中潟~水原
水原の運動公園前の交差点で改良工事が行われていた。野球場や体育館などが並んでいる。
道は車道から折れて農道のような細い道になる。歩くにはこういう道のほうがよい。
そろそろ水原の町に入ってきた。
そして国道49号線を横断。
場所的には瓢湖の北側近くだが、瓢湖があるという雰囲気は感じられないし視界にも入らない。中島という地区でここも宿場町だったところ。
和太鼓のお店があるのが歴史を感じさせる。
水原~女堂
水原の町に近いところはバスが走っているがさすがに本数が少ない。この日もバスを見たのは1回だけ。
近づいてくる山並みは飯豊連峰(だと思う)。
このあたりはずっと街道の横を水路が走っている。農業用水に使っていると思うのだけど、水があるだけで雰囲気が出てくる。
笹神郵便局。
旧笹神村の住宅街を通り抜ける。
この辺も街道の面影を残している。立派な塀と緑の道。
「市道 御巡幸線」とある。明治天皇の巡幸ルートだった道と思われる。街道を歩いているとあちこちに明治天皇の史跡を見かける。
今日の行程も庚申塔や地蔵などいたるところで見かける。
かなり山並みが近づいてきた。
女堂(おんなどう)という集落の神社前にある石碑群。
女堂~月岡
工程も終盤にかかってきた。視界に大きな建物が見えるが、あれは月岡温泉ホテル華鳳。ゴールまでの目印になる。
国道290号線に合流する。
歩道がなく、車の通りも多いので気を付けて歩く必要がある。
新発田市突入。
月岡温泉までもうすぐだ。
いよいよ間近に温泉街が見えてきた。
あと数百メートル。
ここが温泉街入口の交差点。今日はここまで。
1.9km、やく3時間半で走破。時速5km強で歩いたことになる。28,000歩。
このバス停から豊栄駅行きのシャトルバスに乗って帰った。大型バスはほぼ満席の状態。月岡温泉も若い客を引き寄せているようだ。
アプリ「スーパー地形」
歩いているときはこのアプリ「スーパー地形」を使っている。
- GPSで現在地点がすぐにわかる
- あらかじめルートを登録しておくと、そのルートに沿ったナビをしてくれる(ルートを外れるとアラームが鳴る)
- GPS記録を行えるので、実際に歩いたルートを記録できる。
- ナビ中は、一定時間間隔で、速度、到着までの時間、バッテリー状況などを音声で知らせてくれる。
- 地図が地形図を元にした高低差がわかりやすい地図とGoogleマップを元にしたスポットや道路名などがオーバーレイで表示され安心。
などが便利だ。
ヤマレコも使っていたが、登山に特化しているので、操作がなかなかわかりずらいところがある。その点こちらはシンプルにそして安定して使えるのがいい。
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