ワイヤレス電力伝送がよく分かった

昨年の栃木県ドライブでお邪魔した那須科学歴史館。館長の田澤さんから、ワイヤレス電力伝送についてのセミナーを行うとお知らせをいただき、2月28日に日帰りで参加してきました。

朝8時に自宅を出発し、すべて下道で行く予定でしたが、途中到着時間が微妙になってきたので会津から磐越道に乗りました。東北道に入り白河中央ICで4号線へ戻り、無事に30分前に到着。

ご夫婦で運営されている博物館です。通常は土日に開館されて、一般の来場者を迎えておられますが、今日はこのセミナーのために貸し切りです。

本日のテーマは「天才テスラとワイヤレス電力伝送の技術と歴史」と題して、無線による電力伝送をテーマにしたお話です。
館長の田澤さんのユニークなところは2点あります。まずは技術的な解説にとどまらずその時代その時代で技術のパラダイムシフトを起こしてきた人物に焦点をあてて紹介されるところ。

今回は、エジソンと敵対した技術者テスラに焦点が当たりました。なんとタワーを建て、ワイヤレスで送電する計画を実行しようとした人物です。無料で電力を供給しようとしたため投資家のモルガンが手を引いたとのことです。

現代では「テスラ」と言えばイーロン・マスク率いるEVメーカーを思い浮かべます。エジソンが直流モーターを推したのに対してテスラは交流モーターを推したということに敬意を表して(EVのモーターは交流が使われている)社名に冠したということです。

博物館内の一室でセミナーは行われました。田澤館長手作りの機器が並んでいます。これらが田澤さんのユニークなところの2点目。技術の説明だけでなく、実際に実験で目に見せてくれるのです。写真に写っている大きな丸い輪はコイル。このコイル間の磁界を使って電力を送信し、実際にLEDを点灯されました。これは磁界共振方式といい、実際にスマホのワイヤレス充電で普及しています。また、道路の路面にコイルを埋め込み、走行しているEV車を充電させるという実験も行われています。

この写真のモニターの下あたりに写っている円錐状の小さなタワーですが、テスラが実験用に建てたウォーデンクリフ・タワーと同様の方式で電力をワイヤレス伝送します。

あれこれと楽しんでいるうちに1時間半がたってしまいました。今回も技術をわかりやすくお話しいただき楽しい時間を過ごさせていただきました。次回はクラシックのSPレコードを蓄音機で再生しながら録音特性を探っていこうというセミナーを予定されているそうです。

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