上原彩子ピアノリサイタル

上原彩子さんのピアノリサイタルがあり、埼玉県越谷市のサンシティ小ホールに聴きに行ってきました。


サンシティは東武線新越谷、武蔵野線南越谷のほど近くにありました。越谷自体が始めて訪れる地だと思います。


このコンサートを聴きに来ようと思ったのはバッハ・パルティータを始めとしたラフマニノフの編曲ものが多く聴けるからです。上原さんの演奏は初めて。

プログラムは以下の通り。

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ラフマニノフ:《幻想的小品集》作品3より 第3曲<メロディー>
ラフマニノフ:《サロン小品集》作品10より 第2曲<ワルツ>
ラフマニノフ:《幻想的小品集》作品3より 第1曲<エレジー>
ラフマニノフ:《幻想的小品集》作品3より 第4曲<道化師>
J.S.バッハ(ラフマニノフ編曲):《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番》BMW1006より<プレリュード><ガヴォット><ジーグ>
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 作品42
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~ Tea Time ~
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ラフマニノフ:《幻想的小品集》作品3より 第2曲<前奏曲>(「鐘」)
ラフマニノフ:ライラック 作品21-5
クライスラー(ラフマニノフ編曲):《愛の悲しみ》、《愛の喜び》
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36 (1931年改訂版)
<1.アレグロ・アジタート><2.ノン・アレグロ-レント><3.アレグロ・モルト>
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上原さんの演奏はとても楽しめました。優しいまろやかな流れるような音色から、ダイナミックでたっぷりした響きの低音まで同じピアノから出ているとは思えないような色彩豊かな演奏と感じました。ラフマニノフはこの方にぴったりではないでしょうか。

バッハのパルティータはCDではよく聴いていたのですが生で聴いたのは初めてでした。大好きな曲ですが、上原さんの紡ぎ出すような演奏はこの曲にぴったりでした。クライスラーの2曲もよく聴きますが、こんなにていねいに細かなところまで歌い上げる演奏は初めて聴きました。


ところでこのコンサート、「サンシティ・クラシックティータイムコンサート」というシリーズの147回目の公演とのことでした。休憩時間にはコーヒー、紅茶、ジュースなどのドリンクがサービスされてまさにティータイムなんですね。オレンジジュースをいただきました。

また、音楽評論家の岡部真一郎さんが構成されているらしいのですが、ステージに先立ってのお話と、休憩後に観客から集めた質問集から演奏者にインタビューするというコーナーがありました。
インタビューで見せた上原さんの素顔は面白かった。3児の母という立場とピアニストという立場を両方大事にしている気持ちが伝わってきました。土日は完全にピアノから離れて母親として子供に接することに集中するとのこと。
話し方は決してうまくはなく、ごく普通の女性という感じですが、それとあの色彩豊かな演奏とのギャップが面白かったですね。


演奏が終わって外に出るともう4時。早めの夕食を同じサンシティにあるうどん屋さんでとり、食べ終わった頃には広場のイルミネーションが点灯。とてもきれいでした。

コメント

  1. HISA より:

    ブライアンさん、お久しぶりです!

    演奏会の休憩時間にちょっと一息、いいですね。私はビールかシャンパンがいいですけどね。(笑)

    以前、加藤登紀子さんのほろ酔いコンサートというのがあって日本酒を振舞っていただいたことが・・・

    新しいブログを再開しました。遊びに来て下さ~い[E:note]

  2. ブライアン より:

    HISAさん、どうもです!

    新しいブログ、訪問させていただいていますよ。ぽかぽかしたHISAさんの日常、楽しみにしてます。

    そう、私もビールを期待したんですが、tea timeとのことでそれはかないませんでした^^(もっとも、いただいたら後半は夢の中となりそうですが・・・)