和田誠展

新潟市の朱鷺メッセ万代島ビルにある県立万代島美術館に和田誠展を見に行ってきました。

万代島ビル

この日は雲一つない夏空。朱鷺メッセ駐車場に車を置き、ヘリコプターが屋上のヘリポートに着陸する姿を眺めつつ館内に入っていきました。

和田誠と言うとイラストレーターというイメージですよね。このようなタッチのイラストを実にいろいろなところで目にしていたことを認識させられた展示でした。

私の中では昔読んだ星新一のショートショートと和田誠のイラストが強烈に結びついています。

この展示を見ると色指定がCMYの数値で細かに指定されていることが分かります。

最初の展示室の中央に年代別に柱が並んでいて、いつ何歳のときにどのような作品を残したのかが、生涯の流れとして体験することが出来ます。これは楽しい。

「怪盗ルビイ」って和田誠が制作、監督を務めた映画!

壁面一杯に並べられた作品群。圧倒されます。

こちらは和田誠が書いたポスター。かつしかシンフォニーヒルズの自主公演のポスターを多数手がけていたことがわかりました。

星新一だけでなく遠藤周作や北杜夫のこれらの本も手に取って読んだ記憶が蘇ってきました。

忘れてはならないのが週刊文春の表紙の数々。こちらはよく目にする和田誠のタッチとちょっと雰囲気が異なるタッチで描かれているのがわかります。

ロゴ作品もこんなに多数のものを。見覚えがあるものも多い。

本の装丁やイラスト、ポスター、たばこ「ハイライト」のデザイン、週刊誌の表紙、映画監督、エッセイ、作詞・作曲など、とどまるところを知らない和田誠の世界を堪能できる展示会でした。

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